11月30日に公開された2010年の政治資金収支報告書で、飲食代約116万円が計上された岩本司農林水産副大臣の資金管理団体「岩本つかさ後援会」の政治活動費の内訳が大きな問題となっている。支出の合計は156万5,080円。そのなかには、高級クラブやキャバクラといった店が30件以上もあり、合計で70万円以上。また、ゴルフプレー代(3件)として5万3,450円も含まれていた。
岩本氏は、福岡県選出の民主党の参議院議員で現在2期目。記者会見では、「女性と遊ぶことが目的としていたら自分で払う」としたうえで、「支援者と行くというところで後援会活動費と認識していた」などと説明。一方、問題となった交際費は、岩本氏個人から資金管理団体に寄付するかたちで返還するという。
2010年における「岩本つかさ後援会」の収入は3,124万2,252円。そのうち3,100万8,080円が計6回の政治資金パーティーで集められていた。岩本氏の夜の政治活動(?)のために、その一部が費やされたとなれば、政治献金した有権者もさぞ無念なことであろう。
以下、問題となった政治資金収支報告書の写しを掲載する。
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