北アフリカや中東では革命の引き金となり、日本でも利用者が増えているフェイスブック。小生も友人にすすめられて登録してみた。実名登録ということで、しばらく音信不通の友人などを検索してみると、けっこう見つかったりすることや、連絡を取り合えるメッセージ機能が便利で意外とハマってしまった。
小生、一度ハマるとなにかと使いたくなるタチである。行った先で「チェックイン」したり、写真を撮って掲載してみたりと、調子に乗っていると、最近ごぶさたにしている店がフェイスブックで小生の行方を捕捉したようで、「お次はぜひ当店でスタッフ一同お待ちしております」なんていうメールが...。証拠を握られている以上、「きょうは徹夜で原稿書き」なんていう言い訳は通用しないのである。
写真の掲載や「タグ付け」などが、トラブルの元になっていると耳にした。小生に置き換えると、「きょうは10時過ぎじゃないと店に行けない」などとメールしていても、連れがフェイスブックで小生が写っている画像を載せたり、チェックインに「タグ付け」したりすることで、同時刻にほかの店で飲んでいることがバレたりする。実名登録である以上、無許可掲載はタブーということだ。
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長丘 萬月 (ながおか まんげつ)
1977年、福岡県生まれ。雑誌編集業を経て、2009年フリーライターへ転身。体を張った現場取材を通して、男の遊び文化を研究している。
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