(株)鳥越建設
収益性改善が今後の鍵
(株)シーバイオ研究所
薬事法違反で逮捕者を出した健康食品会社
■酒類卸(福岡)/福岡酒類販売(株)
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 約30億円
代 表 : 濱田 洋行 ほか2名
所在地 : 福岡市博多区板付6-11-9
設 立 : 1949年7月
資本金 : 3,000万円
売上高 : (10/12)89億9,400万円
弊誌2010年3月15日号「SIC」に既報の同社は、2月27日に事業停止し、破産手続申請準備に入った。担当は松坂徹也弁護士、中村匠吾弁護士、碇啓太弁護士の3名(松坂法律事務所、福岡市中央区赤坂1-12-15、電話:092-781-6370)。負債総額は約30億円が見込まれる。
■半導体メモリ製造(東京)/エルピーダメモリ(株) ほか1社
東証一部上場 会社更生法適用申請 負債総額 4,897億6,400万円(2社合計)
代 表 : 坂本 幸雄
所在地 : 東京都中央区八重洲2-2-1
設 立 : 1999年12月
資本金 : 2,361億4,313万円
売上高 : (11/3)5,143億1,600万円
2月27日、同社および関連会社の秋田エルピーダメモリ(株)(秋田市雄和石田字山田89-2、五味秀樹代表)は、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。申請代理人は小林信明弁護士(小林総合法律事務所、東京都千代田区麹町1-6-9、電話:03-3238-8515)ほか10名。監督委員兼調査委員は土岐敦司弁護士(成和明哲法律事務所、東京都港区虎ノ門4-3-1、電話:03-5408-6160)。負債総額は2011年12月末時点で同社が4,818億300万円、秋田エルピーダメモリが79億6,100万円、2社合計で4,897億6,400万円。
■スーパー経営(宮崎)/(資)川添商店
売上不振 破産手続申請準備中 負債総額 約3億6,000万円
代 表 : 川添 ツギ
所在地 : 宮崎県都城市高崎町大牟田1163
設 立 : 1960年6月
資本金 : 5,000万円
売上高 : (10/9)約9億6,800万円
同社は2月22日までに事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は西田隆二弁護士(西田法律事務所、宮崎市宮田町11-32、電話:0985-29-6077)。負債総額は約3億6,000万円が見込まれる。
■塗装工事(福岡)/昭和アルミテクノ(株)
受注不振 破産手続開始決定 負債総額 約1億3,456万円
代 表 : 杉野 政晴
所在地 : 福岡市博多区博多駅南2-1-5
設 立 : 1993年3月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (10/12)約5,800万円
2011年12月27日、同社は、福岡地裁に破産手続を申請し、12年2月10日に開始決定を受けた。申請代理人は玉井勝利弁護士(玉井勝利法律事務所、福岡市中央区大名2-1-43、電話:092-724-3120)。破産管財人は山本智子弁護士(山本法律事務所、福岡市中央区天神1-6-8、電話:092-714-0707)。負債総額は約1億3,456万円。
■特別企画
ドキュメント・ベスト電器 再生を阻む過去のくびき
ちょうど1年前、本誌『I・B』3月3日号で「ベスト電器は生き残れるか? 反転攻勢目論むも価格競争で守勢に」と題したレポートを発表した。その前後の2月25日、5月4日、6月5日それぞれの消印の郵便で、筆者の手元に3通の投書が届いた。内容としては、(株)ベスト電器(以下、ベスト)とくに旧経営陣に関するかなり深いところまでえぐったもの。もし事実だとすれば、再建を目指すベストにとって過去のくびきが経営を阻害していることになり、見過ごすわけにはいかないような内容も含まれていた。当事者にしか知り得ないこともあるため、すべて実証するのは困難だが、丹念に事実を紐解いていくと、荒唐無稽とは言えない符号点も多く見受けられた。
○解散した泰陽商事と新設のホクエイ
○急ピッチで進められた会社整理の背景
○投書に共通する旧経営陣への怨嗟
○辛酸を舐めた北田光男の創業期
○商売を支えた妻・倫と福岡相互銀行
○2代目に就任した創業者の長男・葆光
○積極的な拡大戦略で有利子負債がピークに
○聖域をなくすべく動いた3代目・有薗憲一
○ベストの拡大を支えたあるFC店のドラマ
○過去の動きから浮かぶ水面下の疑惑
○4代目・濱田時代の不正DM問題
○2010年事業構造改革の本当の背景
○代表権をめぐる解任劇の舞台裏
○商品価格に直結するリベート
○ソンズとの関係と最近の人事動向
○結語
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