厳しい経済状況が続くなかで、ガソリン代、駐車場代などを浮かせるためという節約志向や、ダイエットや運動不足解消といった健康志向、CO2を出さないというエコ志向のなど高まりがあり、近年、自転車の利用者が増加している。
東日本大震災で公共交通機関がストップした地域では、帰宅が困難となった利用者がこぞって購入したために、自転車が飛ぶように売れたことも記憶に新しい。
(財)自転車産業振興協会が3月14日に発表した調査結果によれば、2011年の自転車生産台数は対前年比4.3%の増加、輸入台数は対前年比12.5%の増加となり、国内向けの自転車数量は1,055万台となり、09年967万台、946万台と減少傾向にあったなか2年ぶりの台数増加、対前年比11.6%の増加となった。
こと福岡市に関しては、主要拠点がまとまっているコンパクトシティであるため、自転車は移動に適していると言える。とくに自転車で通勤すれば満員電車に乗らなくてすむ、定期代が浮く、様々な所に寄り道しやすいといったメリットも多い。そのため、自転車で通勤する「自転車ツーキニスト」も増えているという。
自転車で毎日通勤するということに関しては、メタボ対策という観点からも効果は大きい。自転車は手軽に脂肪を効率よく燃焼させる有酸素運動ができる。
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