<成熟社会に求められる、提案型の開かれた行政>
では、ノウハウを作るヒントはあるのか。これに対し、寺島議員は、「成熟社会における行財政運営モデルの構築」を示す。人口減少、少子高齢化、経済の低成長、価値観の多様化、現在の日本が抱える問題点は、成熟社会の特徴でもある。「社会が成熟化していくにしたがって、社会貢献や社会参加を志向する市民が増えていく側面もある。行政も徹底した情報公開をして、市が抱えている問題を、市民と一緒に考える体制を作る必要がある」と寺島議員は考えている。このモデルを実現させるためには市民側の協力が不可欠だ。市民主権で運営し、どうしてもできないものは、行政がやる。行政と民間が共働する「オール参加型の行政運営」に変えていく。市民が事実を知らないことには理解も生まれない...(⇒つづきを読む)
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