自分自身ではムリと思ってなくても、内臓にかなりの負担を与えていたようで...、最近は飲みに行くのを控えめにしている。小生御用達の耳つぼシールは、肩こりに加えて肝臓と腎臓にも。さらに、健康を取り戻すべく、「次に吸ったら2度とタバコをやめられない」という恐るべき文言でしめくくられていたセラピー本を再び開いた。かつて、その本のおかげでタバコを1年間ヤメることができたが、その時の『ごほうびの1本』が、今の喫煙につながっている・・・。
肝臓を休めるといっても、『朝まで飲まないようにする』のが小生の休肝日。しかし、はしごの回数が減ったことで、消息をたずねる営業メールが増え出した。小生が来るとなぜか客が集まるらしく、いつも『まねき猫』と小生を呼ぶ店からは「ミセキトク、スグカエレ」という笑えないメールが届いた。心配になってのぞいてみると、今はここぞとばかりに『タグ付け』される。
今、フェイスブックを営業に導入している店が増えてきている。店ページを作成してイベントの告知に活用したり、スタッフと客とのコミュニケーションに使われている。女の子の場合、源氏名ではなく実名が公開されることを嫌がる子も多いが、『いいね!』という軽めのものから営業メールの代用となるメッセージ、チャットまで活用範囲が広く便利なため、プライベートと一緒くたに使っている子も少なくはない。
しかしながら、たいてい気合の入った"見目麗しき顔写真"で「いいね!」とされるため、奥さんや恋人がいる人にはそれがトラブルの火種に。「フェイスブックでつながり、やりとりをしていたら、実は中洲で働いている人だった。その彼女が、自分のすべての投稿に『いいね!』をするのだが、写真が印象に残るため、あらぬ浮気の疑いをかけられて...」とは、小生の担当編集。よく知らない人を「知らない」と説明するのは難しい。
投稿については、「自分のみ」「友達」「すべて」などと公開する範囲を指定できる。正々堂々、キャバクラで飲んでいると情報公開することも粋だが、きちんと使い方を知っておくことで、フェイスブックによる中洲でのコミュニケーションもずっと安心・安全で楽しくなるだろう。
ちなみに、MLHグループの「NEW CLUB月下美人」では、平日限定で通常「1セット60分」が、お店のフェイスブック・ページからチェックインすると「1セット80分」になるサービスを実施中(詳細はリンク先で要確認)だ。今後、いろいろなかたちでフェイスブックを活用する新しいサービスやイベントが続出してくると思われるが、その時に備えて今は養生しよう。
長丘 萬月 (ながおか まんげつ)
1977年、福岡県生まれ。雑誌編集業を経て、2009年フリーライターへ転身。体を張った現場取材を通して、男の遊び文化を研究している。
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