4月27日、午前10時30分より、小倉駅新幹線口の「あるあるCity」においてオープニングセレモニーが行なわれた。同施設を企画運営するアパマンショップHDの大村浩次代表取締役社長は、周囲に感謝の念を示すと共に、「日本最大のサブカルチャービル」と高らかに宣言。今後は年間100回のペースでサブカル系のイベントを行なう予定であることや、アニメなどを扱うクリエイターやベンチャー企業を支援する施設を年末にも併設する企画などを明かし、当施設の繁盛のみならず、地元経済界への貢献の取り組みを続けていく意向を改めて示した。
続いて来賓挨拶に立った北橋北九州市長は、「あるあるCity」内に8月オープン予定の北九州漫画ミュージアムを紹介。開館を待ち望んで行列をつくる一般客を見渡しながら、同施設が小倉地区の活性化に果たすであろう役割と効果の大きさに期待を寄せた。また、セレモニーに先駆けて内部を視察した北九州商工会議所の利島会頭は、「新たな文化の芽吹きを感じた」とコメント。「私の世代が一人で来るのはちょっと恥ずかしいが、若者文化を知るためにも、友人を連れて足を運びたい」と挨拶し、ユーモアを交えた祝辞に会場からは笑い声があがっていた。
周囲ではセレモニー開始前から一般来館者が列をつくり、その数は平日朝方にもかかわらず300名超(目視)。セレモニー中にも列は伸び続けていた模様で、開館の合図と共に入館する人の波が取材中に途切れることは無く、滑り出しは上々だったようだ。混雑からの怪我を心配して、傍らで見守る大村社長の姿が印象的なオープニングセレモニーであった。
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