福岡県生コンクリート工業組合によると、2012年4月度の福岡県生コンの出荷量は、以下の通り。
特筆すべき点は、北九州広域である。旧北九州生コン協組は、事実上組合組織が崩壊し、ダンピングが野放し状態であった。そのようななか、2011年1月より旧京築生コン協組と合併し共同販売をスタート。販売エリアが明確化し、また前述した東九州道需要で安定感が増した運営を実践している。今後の市況は定かでないものの、北九州広域の現況は、今後の生コン業界におけるモデルケースになることだろう。出荷量第1位の福岡にも、生コン業界全体を見据えた業界再編を期待したい。
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