<すべてを変えるのは民間の欲得先行>
Aさん!!貴方は日本社会の将来を憂えて政治の世界に飛び込みました。そしてあまりにも堕落した政治状況に向かい合って悩んでいますね!!「一体、自分はどのような政治家を志させば良いのか?」と毎晩、悶々として寝つかれないのではありませんか!!いまから電力エネルギーをめぐる生活革命がドラスティックに進行します。この15年間、通信生活革命が劇的に実現されました。この劇的チェンジに匹敵する「自然再生エネルギー」の生活革命がなされます。この民間人の欲得先行者(経営クリエーター)の大胆な挑戦のなかからAさんも政治家として学ぶべき点が多々あるはずです。
欲得先行者が群がりますと必ずバブルが生じます。バブルが弾けるといつもその弊害を批判する勢力が現れるのは世の常です。許されないのはバブル批判の評論で生計を立てている奴らであります。バブルの発生は経済活動に強力に活性化を与える効能があるではありませんか。10年前、ネットバブル(2回目であったか?)の発生がありました。誰でもが「私こそは独立の成功を果たして見せる」と事業独立の欲得先行ブームに沸いた時期であります。
当時、弊社の女性社員が2人辞めて事業主の道を選びました。そのころは「HP製作のスキルを持っておれば事業主になれる」という確信的風潮が全国に蔓延していたのであります。それまではチンタラチンタラ峠の生活をしていた若者たちが目の色を変えて独立へトライすることは微笑ましい光景でした。「あの人がやるならば私もできる」という事業主志向がブームになったころはその世界では良い意味で緊迫した雰囲気になっていたことでしょう。
しかし、競争の世界は甘くはありません。勝利者はわずかです。大半は敗北の辛酸を舐めました。それでも四苦八苦しながら事業を営んでいる経営者達も数多く存在しています。彼らは10年前の「ネット事業主挑戦バブル」に決断し独立の道を選択した方々です。全人格を賭けてリスクを背負ったのです。Aさん!!政治の世界に民間人と同様に「無になる」リスクを被る覚悟ある奇特な政治家がいますかねー。ところで1980年以降、ネット通信革命の時代に突入して成功したと結論つけられるのはソフトバンクの孫さんのみではないでしょうか。それだけ競争は激烈です。
<民間の欲得先行の実例>
9電力体制の全国規模から一転して九州地区に目を向けて見ましょう!!九電は「九州の責任供給電力として1,600万kw台の確保が必要だ」と広報してきたようです(広報パンフレットには九電の潜在的供給電力の能力は2,000kwを超えているようです)。さて民間の「欲得先行」の実体ですが、まず各企業は九電からの電力供給不足の恐れを想定した準備と「世間様の節電ブームに乗り遅れまい」という二重の意味合いで節電投資にのめり込んでいます。もちろん、その節電投資が収益面でもメリットがあることは当然です。
「節電投資」が急増している実例として久留米市にある(株)ムライケミカルパックは、塗料メーカーです。今、同社に、工場から屋根・壁の塗り替え工事の依頼が殺到しているとか。真夏の工場の室内気温と外温では6℃の差がでるそうです(冬場は逆)。大手生保会社はグループ内450棟のビルを有しているそうで、これをすべて塗り替えリニューアルの計画を実行する段取りにあると聞きます。全国コンビニチェーン店を有する本部は冷暖房の費用削減を図ろうとしているようです。
このような実例を紹介してみましたが、企業・個人の"電力使用削減意識"が浸透してくれば、九電の電力責任供給量は1,400万kw台にまで下がってくると思われます。「夏・冬のピーク時期には1,600万kwと叫ばれていましたが、一挙に消費電力を200万kw圧縮することはさほど難しいことではなさそうです。1,400万kw供給できるメドが立てられれば、停電の不安から解放されます。「省エネに対する設備投資が景気浮揚になる」と言われ始めて久しいですね。「ようやく陽の当たるところに到着した」と、歓迎されます。
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