<民間人の欲得先行の馬力は凄まじい>
Aさん!!今から述べることを学んで政治改革に生かしてくださいね。民間人の欲得先行の馬力は九電力体制を打ち破ります。前回では【九電の供給責任電力は1,400万kwで済む】ことを述べました。それだけ節電ビジネスが横行しているわけです。
メガソーラーの投資も際立ってきました。まるで「バブル」です。その最たるものが、京セラを中心とした大企業グループが発表した「鹿児島市七ツ島メガソーラー発電所」の計画でしょう。出力数は7万kWで、投資額は100億円と囁かれています。近々、公にされるでしょうが、福岡都市圏でも3万kWのメガソーラーの建設計画が練られています。3万kWの規模で70億円の投資になりそうな雲行きです。
2カ所を合わせた出力数は10万kWになります。投資総額は170億円。この規模のメガソーラーがあと30セット建設できれば、『300万kWの発電所』が誕生するに等しい事態になります。(必要電力1,400万kWの約21%を引き受けることになる)。その際の投資金額は、170億円×30=5,100億円に達するでしょう。この金が廻れば、九州の経済規模では、相当なインパクトを与えるのではないでしょうか!!
では、どのくらいの期間で達成することができるでしょうか?『欲得先行バブル』の背景を勘案すると、「3~4年のスパンで実現されるのではないか」と見立てます。いや、3年以内で達成されるかもしれません。バブルのチャンスをつかまない手はないから欲得先行の経営者達を数多く輩出することは間違いありません。
<試算1兆4,700億円の投資額>
また、九州における一般住宅の太陽発電パネルの発電出力合計は、61万kWにおよんでいます。総数300万kWに達するには、あと240万kWをプラスすればよいのです。一所帯の平均出力は3kW。金額で120万円。以前ならkW当たり50万円の計算でありましたが、今では10万円下がって40万円になっています。まだ価格は下降するでしょう。240万÷3=80万戸で、80万戸に取りつければ総出力300万kWになります。そうなると、メガソーラー分と足し合わせれば600万kWになる勘定です。1,400万kWのうち、約43%を担うことになります。
あと80万戸が太陽光パネルを背負うことになるまでには、どれだけの期間がかかるでしょうか。これまた『欲得先行の時代』でありますから、3年で手が届くと思われます。この投資額は120万円×80万戸=9,600億円になるでしょう。メガソーラーに投資される金額が5,100億円ですから、合わせ技の『1兆4,700億円』という金額がはじき出されました。この3年間での太陽光熱パネル取り付け(メガソーラー含む)総額1兆4,700億円は、九州経済にとって"救世主"になるでしょう。
加えること、水力発電の発電能力は300万kWあります。太陽がサンサンと照らないときもあります。そうなった場合のバランスを勘案して、風力発電にも投資が集中してきます。この分野が100万kWになれば、総数1,000万kWに達するのです。残りの400万kWは、火力発電が余裕で賄ってくれます。
そうして3年も過ぎたところで、誰しもが「電力生活のあり方の革命が進行していたのだ」と悟るでしょう。その先導役が、『欲得による再生可能エネルギーへの投資1兆4,700億円』なのです。
Aさん!!いかかですか?民間のダイナミックな変革力は!!爪の垢を煎じて飲んでください!!
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