<民主党は木端微塵>
Aさん!!このシリーズの最終2回を残すことになりました。国家が潰れようともどうなろうとも民間人、経営者は自力で自社ビジネスを構築することに全力投入していることは報告した通りです。一例は『太陽熱のエネルギーを再生するビジネス』に挑戦する「慾得先行の経営者の群」であります。誰でもが勝利者にはなれません。大半は事業失敗して破産するでしょう。そのリスクは覚悟の上です。その結果、世の中はチェンジします。
ところがどうでしょう!!民主党の理念変革は何処にいったのですか!!政権転覆の要因になった政策の柱は「消費税導入阻止」でした。脱原発も柱の一つだったはずです。ところが野田政権はこの二つの政策骨格を投げ捨てました。自民党と結託してまで法案を通そうとしています。こうなると「優柔破断」の批判どころか「嘘つき、詐欺師」と糾弾されても仕方がありません。
どうしてこうなったのでしょう。(1)まずは政治家としての「変革の志」が皆無であったこと。覚悟の気迫がありません。(2)まったくの世間知らずであったこと。これはこのシリーズの冒頭で述べた権力の凄みを全く認識していなかったことです。だから国家官僚に見事に丸め込まれたのでした。(3)加えること、国家経営の術を持たず官僚たちに立ち向うスキルがありませんでした。
(4)そして(1)の延長上になりますが、「何故、政治を変えるのか?国家の仕組みを変える」ことに対する切望感がありません。あるのは物質的にひもじさを打破したい切望観だけです。国会議員になれば途方もない待遇に囲まれます。一瞬にして物質的欠乏感は満たされるとなると誰しもが現状守りになってしまいました。「一年でもいや一期でも4年間、務めあげたい」という卑しい人間の業を丸出しにします。これが権力の恐ろしさです。人間の性根を根本から変えてしまうパワーがあります。
実例をあげましょう。民主党の福岡市の若手市会議員たちが醜さを良い例です。一期目では「『江藤・栃木』の運営を変革する」と意気込んでいた輩がやる小賢しさには呆れましたね。海外旅行の視察レポートをネットから転用して作成したり、東京への民主党の会議出張費を市議費用で捻出したりしています。よくまー、税金の誤魔化しを平然とやるものです。「こいつらの政治信念は何だったのか!!」と批判したくなります。上記の国会議員たちも福岡市会議員たちに見られる地方議員たちもただ「民主党バブル」に乗じて政治家になれたに過ぎません。
さらに始末が悪いのは今回の若手民主党福岡市会議員たちの不始末の露呈の件は内部からのリークがあった形跡があるようです。このリークの動機が義憤によるもであれば拍手喝さいものではありませんか。しかし、どうも妬み昂じたチクリの様相を呈しています。ここで強調したかったことは国レベル(国会議員組織)でも地方議員組織でも民主党という組織の宿命は組織として一体化できないということです。
どうでもいいことですが、これで民主党は分裂します。民主党の看板で解散総選挙に臨めば野田首相を筆頭に大物の大半は落選する悲惨な運命が待ち構えることになるでしょう。
当選者は50名に達しないでしょう。壊滅です。そうなれば「民主党バブル」が弾けて国会議員、地方議員すべてが木端微塵になります。素晴らしい世の中の前進です
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