<鼠の逃亡>
Aさん!!前回、「次の解散総選挙があればよくて民主党は50議席しか取れない、野田首相を頭に大物は打ち死になる」ことを予測しましたね。外部の筆者が語らずとも当事者の政治家達が一番、ヒシヒシと痛感しているのではありませんか。今回、民主党の党員、サポーターの組織入会の手続きが締め切られました。福岡地区の国会議員たちに聞き取りをしますと少なくとも30%は減少しているところもあるようです。
大阪維新の会サイトから流れている情報では「民主党の現役衆議院議員50人くらいから鞍替えの打診がある」というのがあります。50人なのか100人なのか数は問題ではありません。沈没する民主党丸から鼠議員が「大阪維新の会丸」に乗り移る光景を目撃することを想像すると吐き気を及ぼします。吐き気を及ぼしますが、冷静に考えれば民主党のどの会派の鼠たちも「民主党の旗では戦えない」と危機感を抱いているようです。
彼らは「民主党バブル」に乗って議員になれた連中ですから次の「バブル政党への乗船」のチャンス掴みに躍起になっています。福岡地区の民主党国会議員たちも本音では同様ではないでしょうか。要するに動揺しているのです。加えること小沢派は新党設立の道を選択するでしょう。そうなるとどれだけの同志たちが参加していくのか注目の的です。おそらく衆議院議員の数は50人下ると思います(小沢さんが全財産をなげうつ覚悟があるかがポイントです)。
<志を貫く、変節の虫よ、サヨーナラ!!>
民主党が四分五裂になることは時の流れですから止むを得ません。お互いに政治信条が違う連中が大連合した歴史的な背景があります。別れの時が来たのです。ところが小沢派内の別れは人間の慾憎悪が凝縮して爆発するのではなないでしょうか。果たして「小沢チュールドレン」の何人が付いていくのかが関心事です。私であれば単純です。「『小沢チュールドレン』で議員になれたのだから『小沢新党』に付いていく」。この選択が一番、安全パイです。ですが人間模様は複雑。裏切り・変節のドラマが展開されるでしょう!!
その点では福岡4区から当選した古賀敬章代議士は見事、天晴れです。政治の軸がぶれない今時、珍しい政治家であります。『市民保守』(市民を掲げる意味は市民の自立を指します)と自己規定は明確です。同氏は「官僚国家の根本変革」を第一義にあげます。さらに「アメリカとは対等なパートナーシップの構築」を掲げていますが、「反米・親中」という立場ではありません。さらに九州道州制にみられる地方分権派でもあります。
政策的には「消費税導入反対・TPP阻止・脱原発」を打ちだしています。「野田政権は財務省の傀儡政権」と位置つけて賛同できない法案に対しては議決場で退場の行動も取ってきました。小沢新党が結成されたならば古賀代議士は打算抜きで躊躇なく馳せ参じるでありましょう。こういう潔い志を貫くことこそが今流なのであります。Aさん!!若さだけを売り物にしていても不信感を与えるだけです。古賀敬章代議士の爪の垢を煎じて飲んで見本にしてください
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