堰を切ったように次々と発覚している福岡市職員の不祥事。しかし、泥酔した係長が起こした福岡市住宅供給公社のトラブルは、弊社の取材以外では表に出ることはなかった。ほかにもあるのではないか、という不信感が募るなか、NET-IB編集部に寄せられた貴重なご意見を紹介する。
今出ているのは、まだまだ氷山の一角です。もっと、構造的な問題があります。それは、公共事業の発注にあたり、昔は、議員や市の三役局長クラスから、露骨に、「予定価格を教えろ」とか、契約課長を呼びつけて「A会社を入札に参加させろ」との天命が下っていました。
さすがに今は世間体などもあることから、手法を変えて「B工事の下請けにC会社を使うよう元請を指導しろ」と担当課長に圧力がかかっています。これは、担当課長レベルで極秘裏に行われますので、絶対に表面化しません。契約発注に際して、せめて事前に下請け会社の名前まで求めないといつまでもこの慣習は治らないでしょうね。
職員の不祥事もまだまだ続きますよ。人事課が把握していて、現在担当課に調査命令中のものもあると聞いています。しかし、行政監察は全く機能していませんね。その存在が不要なのではと思います。
市役所内ではかねてから噂されていた西鉄大牟田線の大橋駅内での不祥事は4月の事件で、南区の書類偽造問題などに至っては事件発覚から約1年を経過している。このことから、市職員の不祥事はまだ眠っているのではないかとの噂が絶えない。
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