竹原から
素晴らしいメールの内容に感激しました。あなたが気づいた通り、議会のあり様は日本中同じです。「議会が変われば社会が変わる」その様に私も考えていました。でも、変わらない。私は市長でなくなってからも、「自分はこの社会について、肝心な何かがわかっていない」と感じて思索と研究を続けてきました。
実を言えば、議会を仕切っているのは公務員です。 公務員身分が国家として政治家には政治をさせまいとしています。議会は民主主義を偽装する演芸会にすぎない。これは国会も同じです。
事実上、国民にも政治家にも公務員の任免権はなく、公務員が公務員のために働いている。それがこの国の真実です。三権分立もありません。ほとんどの裁判官は自分の出世のために有罪を出し続けています。役人の不正を税金であがなう判決を出します。この国の役人は憲法を守らない。法律も守らない。そして国民から公務員身分を守る。
この国は、アメリカから国民を守ることさえもしない。つまり国民のための国ではない、単純に公務員身分の私物、彼らはそのように行動しています。「公務員は公僕」、「政治家は市民の代表」など、すべてのきれいごとやタテマエを剥ぎ取れば、カネのために何でもやるという浅ましい人間たちの姿が現れます。
世界観を変える必要があります。おカネの仕組みを知り、おカネの流れを見る事で真実が見えてきます。
おカネのすべては銀行から借金として生まれて利息で社会を追い詰めます。時間の経過とともに椅子の数が減っていく椅子取りゲームです。銀行は無からおカネを作り、利息と元本分の資産を受け取り続ける。返済に必要なおカネは他の誰かが銀行から借りたものしかない。人々を追い詰め、奪い合い、競争をさせながら銀行に貢がせ続ける。おカネの仕組み、そのものが農奴制なのです。日銀がその中心にあります。
株式会社日本銀行は勝手におカネの流通を決めています。この20年間、日本を不景気にしてきたのは日本銀行です。しかし、このことを知っている政治家はほとんどいません。報道も日銀を守ることしかしてこなかった。政治家は政権争いを政治と思い込み、公務員は税金を自分たちの所にとどめることに集中し、報道も役人権力と結託して虚偽報道を続けています。すべてはおカネをめぐる必然の争いなのです。おカネの仕組みは人間が作ったものですから、変えることが出来ます。そのためには今の仕組みを理解する必要があります。
現実の動きから言えば日本銀行は国の銀行ではなく、国際決済銀行の出先のようなものです。これは、ごく少数の国際銀行家の私物です。彼らは戦争当事国の両方におカネを貸して儲けてきました。戦争を仕組むのも彼らの仲間です。あなたの財布のなかにあるおカネ、それはあなたの物でも国家の物でもない、国際銀行家の私物だと理解してください。このおカネの仕組みゆえに人びとは奪い合いをするように方向づけられているのです。詳しいことは、「あなたはお金のしくみにこうして騙されている」(天野統康氏著、5次元文庫)によく書かれています。アマゾンで手に入れることができます。
前田市長には会ったことがありますが、どの様な人かは良くわかりません。霧島には鹿児島オンブズマンの続(つづき)さんがおいでです。議員経験者で、霧島市議会の事などを詳しくご存知です。こちらこそよろしくお願いします。知識は力、無知は無力、一緒に学び、社会を変えましょう。
<プロフィール>
竹原 信一 (たけはら しんいち)
前阿久根市長・1959年、鹿児島県生まれ。元航空自衛官(88年退官)。阿久根市議を経て08年、阿久根市長選で初当選。ブログでの情報発信や市職員の給与明細全面公開など数々の"掟破り"の手法で市政改革に取り組んだ。11年、市長リコールにともなう出直し選挙において864票差で敗れ失職。同年、鹿児島県議選に出馬するも落選。
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