今年、設立から数えて51期目(創業から64年目)がスタートした、「釣りのポイント」を展開する(株)タカミヤ(本社:北九州市八幡東区、髙宮俊諦社長)は、今期からを"第二創業期"と位置付け、インターネットを使った新たな採用マーケティング手法に挑戦している(紹介ページはこちら。その一環として、(株)えんむすびドットコムが展開する「動画就活ナビ」で、自社の企業理念を動画で伝えることで、新たな人材の発掘に乗り出した。
動画就活ナビが提案する動画の構成は、店舗で働く先輩社員のビフォー・アフターをオープニングに紹介し、学生にその会社の実際の雰囲気を感じさせつつ会社説明会を配信。そしてエンディングには人事担当が求める人材像を伝えるという流れなっている(動画は記事下部に掲載)。動画はユーチューブにアップされているため、社名や就職活動、会社説明会などによる検索にも引っかかりやすい。
動画就活にいち早く目を付けた理由について、同社総務部人事総務課長の大石正敏氏に話を聞いた。「第二創業期ということで、全社的に新しい採用マーケティング手法を模索していたところ、『動画就活ナビ』のご提案をいただきました。スピード感を持って出遅れないように、すぐに動画掲載をお願いしました」とコメント。求める人材について聞いたところ、「当社の場合、地元福岡・九州だけでなく全国から人材が集まります。もちろん、大量採用を目指すときは大手求職サイトが有効ですが、動画をうまく活用することで、求職者が会社のことを深く知り、また企業側も求職者の人物像を深く知り、ピンポイントで個別の人材の質を上げていけることを期待して採用しました」と、大石課長は語った。
1998年に約2,000万人というピークを迎えた釣り人口。釣り具販売は景気に左右されにくいとされるが、新しい販路開拓のために新しい人材は不可欠だ。「日本の釣り文化も各地によって違います。そうしたことをうまく求職者の方々に伝えたいですね。世界的にも日本の釣り具はクオリティが高く需要があるので、そうしたグローバル思考ができる人材を求めています」(大石課長)。
<COMPANY INFORMATION>
■(株)タカミヤ(ポイント)
代 表:髙宮 俊諦
所在地:北九州市八幡東区前田企業団地1-1
創 業:1949年10月
設 立:1963年1月
資本金:9,000万円
売上高:2011年度 約189億円
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