インターネットが急速に発展している中国には、数多くのニュースサイトが存在する。そのなかから興味深い記事をピックアップし、中国のいまをさぐる。
6月30日に中国・重慶でおこなわれたミスインターナショナル中国代表を決める地区予選大会で、政治的圧力があり、不正に美女を選んだというニュースが複数のメディアで報じられている。
報道したメディアのひとつ南報網では、「ミスコン優勝者はブサイク」などと過激に報じている。事の発端は、重慶大会が行なわれ、グランプリから第3位までの女性の写真が報じられると、たちまちインターネット上で話題となり、「あまりにも無理がある」などといわゆる"炎上"が起きたという。その後、審査員を名乗る人物が「選出には政治的圧力があった。大変遺憾に思う」などと暴露し、さらに話題が広がっていったそうだ。
インターネット上では、「党幹部の愛人ではないか?」「ミスコンにまで政治が入るとは恥だ」などとさまざまな憶測や嘆きの声が聞かれ、複数のメディアが報じるに至ったという。主催者は「美人の基準は人それぞれで、ミスコンは公正に審査された」と八百長疑惑を完全否定しているという。
重慶は中国のなかでも美人が多い街として知られている。「霧の都・重慶」とも言われ、透き通った肌の女性が多いそうだ。また、昔から「重慶に来たら、結婚を早まったことを後悔する」と言われているという。にもかかわらず、重慶の地区予選で選ばれた美女が彼女たちだったことで、メディア論争が沸き起こったようだ。
政治的圧力があったかどうかは別にして、全中国代表のミスインターナショナルにどういう女性が選ばれるのか、大変気になるところである。
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