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「まずは自分たちでできることを。どうしようもない場合に税の投入」~橋下大阪市長のツイート
政治
2012年7月31日 14:31

 データ・マックスでは、ツイッターを活用している橋下市長のツイートをまとめて紹介する。
 橋下大阪市長の31日8時頃から9時半頃までのツイートは以下の通り。


 税を投入しないなら文楽界の自由。今回は税の使われ方の問題。
RT @quesokis: そういう奴は、文楽見に行かなきゃいい。 RT @t_ishin: 一番の素朴な疑問。なんで人間国宝の人形遣いの皆さんは、顔を出されるのか。文楽は人形の芝居のはず。心中の最後のクライマックスで、人形遣いの皆さんの顔が、人形の横にあると、舞台に入り込めない。集中できない。人間国宝以外の方は、皆黒子として顔を隠す。

 新聞などで文楽を語る識者は国民大多数の声を代弁していない。
RT @amayakasoedih: 勉強までして見なければならないのは、もはや大衆娯楽の域を超越している。一般庶民が芝居を見るのに一々勉強するのか?学びは芝居を見ているうちに自然と知識を得る物だ。文楽が守られなければならない文化なら既に庶民が守っている筈、淡路島の人形浄瑠璃などもその一つだろう

 7月30日毎日新聞夕刊。僕は文楽協会に2つの問題提起をした。
(1)技芸員間の収入格差の是正。若手の収入アップ。
(2)協会が技芸員のギャラから手数料を取る仕組み。
 そしてこの2条件は、公開意見交換の条件ではない。税を投入するならこのような改革が必要だということを文楽界に伝えるという趣旨。
 毎日新聞による、若手の収入アップを図れば、ベテランの収入が減る。協会がマージンを取れば、技芸員の収入が減る。だから僕の問題提起には反対。これじゃ本質的な改革は何もやりませんというのに等しい。若手の収入アップを図るのに、ベテランの収入からではなく税を使えということ。マネジメント会社にあたる文楽協会のマージンを自分たちで払いたくないから税を使えということ。
 こんなことが世の公演事業で許さるのでしょうか?まずは自分たちでできることをやる。そしてどうしようもない場合に税の投入。これが僕の税投入の哲学です。

 ベテランも技芸員も自分の収入を減らしたくないから税投入をすべきというのは一般納税者からは理解を得られないでしょう。自分たちでやれることをやって、どうしてもここからは無理だということになればそこから公の出番だと思います。税を投入しないなら文楽界の自由です。

 知っています。格差是正が十分可能です。
RT @hdynkarai: @t_ishin 橋下さんは、ベテランの技芸員の収入と若手の技芸員の収入の具体的な数値をもう御存じなのでしょうか?また、ベテランとは何歳以上の方ですか?

 文楽界全体は大阪府市の税だけでなく、国の税で支えられている。税投入がなければ、ベテラン・若手の収入格差がどれだけあろうと自由だ。吉本興業さんのタレントさん、落語界、物凄い収入格差があってもそれは当然視される。しかし文楽は違う。伝統を守るために税投入されている。
 そのような世界での収入格差には自ずと限界があるはずだ。高額収入者や、技芸員全体の収入確保のためにどんどん税を入れ続ける今の文楽界の構造に僕は問題意識を持ち、2つの問題提起をした。まずは自助・共助の範囲で収入格差を是正すること。これはベテランが少し我慢をして下されば十分に可能。
 文楽協会のマネジメント責任を明確化するために、技芸員収入から一定のマージンを協会に払う仕組みにする。このようなことをやった上で、それでもどうしても成り立たないということになれば、公助、公の出番であろう。

 今は振興会職員、協会職員、技芸員が、自分たちの現在の収入と今の仕組みを前提に、足りないお金を税で補てんしろと言う。文楽を守れと言う自称有識者は、こんな問題点は何も知らない。そして7月30日の毎日新聞夕刊、瀬戸内寂聴さんの意見は、今の文楽を取り巻く人たちの最も悪い意見だ。
瀬戸内さんは、「世界の見るべき人が見て素晴らしいと言うのだから、それで十分でしょう」と言う。 「見るべき人」とは一体誰なのか?この姿勢こそが文楽を衰退させた。文楽はもともとは大衆娯楽だ。大衆に支えられてなんぼ。それが見るべき人が良いと言えばそれで良いとなってしまった。

 「見るべき人」とは、まさに自称文化人なのだろう。文楽について良くお勉強をされ、文化については自分はよく知っていると思っているお歴々達。佐藤優さんが朝日新聞で言っていたが、総人口からすればコンマ・0以下の人数なのに新聞などでは5分の1くらいを占める過重代表者。
 文楽界は大衆の感覚から離れた。文楽界を取り巻く自称文化人たちだけがお客だと勘違いした。これが文楽衰退の最大の原因だろう。そして瀬戸内氏はこう続ける。「文楽が分からないなら、口をつぐむもの。自分にセンスがないと知られるのは恥ずかしいことだから。」文楽の取り巻きの実態である。

 文化音痴と思われるのが恥ずかしい、だから周囲の空気に同調しよう。これが自称文化人の実態だろう。あいつは文化を知らないと思われたくない・・・これがいわゆる知識人階層の真の心境なのだろう。だから大衆の本音の意見を代弁できない。
 僕は、文楽についてセンスがないと思われても一向に構わない。文楽がなぜ衰退したのか。それは大衆の心をつかんでいないからだ。だから大衆の一人として素朴な疑問・感想を文楽界に投げ続ける。税を投入しないなら文楽界の自由だ。自称文化人だけを相手にすれば良い。

 瀬戸内さんは僕にセンスがないと言われる。ぼくから言わせると瀬戸内さんにもセンスはない。どちらにセンスがあるのかないのかは全くの主観だ。一番重要なことは、文楽を大衆から支持を受けるつもりがあるのかないのか。センスの問題ではない。今は大衆からの支持がない。

 言えます。楽しんでいる人もいれば、楽しんでいない人もいる。税を投入しないなら文楽界の自由。税を投入するならもっと大衆が楽しめるように。大衆を楽しませながら、本質的な古典もしっかり守る。この両建てが必要。
RT @bun2koten: @t_ishin 劇場に文楽をみにきてる市民に向かって同じこと言えますか?

 政治行政財界有識者など、いわゆるエリート階層は文化手放し礼賛の風潮です。
RT @Gonta_Croquette: 「文化だから」と手放しで有難がる風潮が変なのには同意。きつい反論あるのわかってるのに言えちゃうのは羨ましい。 RT @t_ishin: 文楽界は大衆の感覚から離れた。

 同意。これまで間合いを間違えてばっかりですが。
RT @kenichiromogi: 人生は、間合いだっ! RT @Gidayu: @hiromichimizuno @taizenjijaku69 日本の武道は「間合い」の物だと思います。ただ、間合いに入った瞬間、勝負が決まるところを何度も見ております、ある意味「スピーディー」ですよね!

(31日8時8分~9時25分)

Twitter:橋下徹 (t_ishin) より引用


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