衆議院解散の時期をめぐり、「近い将来」を「近いうち」とあらためたことで、自民党からの不信任・問責決議案をかわした野田佳彦首相。早期に"国民に信を問うこと"を期待していた政界関係者や有権者にとっては解釈に苦しむ文言で、まさに狐につままれたかたちとなった。なかには「今国会中の解散」という見方もあるが、民主党議員によると、野田首相は「近いうちとは、近くない」との説明を行なっているという。また、政治生命をかけた消費増税法案が可決されることにより、9月10日告示、同21日投票の民主党代表選で野田首相が出馬を辞退するといった憶測も出ている。
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