<首相の靖国神社参拝は戦後すぐに再開された>
私は毎年、正月には英霊が眠る靖国神社に初詣に行く。8月15日にも仕事が入らない限りは参拝している。それ以外にも桜が美しい春の季節も含めて年に数回は足を運んでいる。
首相の8月15日の靖国神社参拝は、小泉純一郎首相を最後に、一度も行なわれていない。
そもそも首相の靖国神社参拝は、日本の主権回復と同時(正確には幣原喜重郎首相、吉田茂首相は占領下でも参拝している)に再開された。
<靖国神社とは>
靖国神社は、明治2年(1869)6月29日、戊辰戦争の明治政府軍の戦没者を祀るため、明治天皇の命により「東京招魂社」として、東京・九段に建立された。その後、明治12年に靖国神社と改称されて現在に至っている。
ご祭神は、嘉永6年(1853)以降の「国事殉難者」(240万余柱)が祀られている。
そのなかには、国家のために殉難された、吉田松陰、高杉晋作などの幕末の志士達や従軍看護婦、動員学徒、女子挺身隊、電話交換手など、多数の軍属や民間人もご祭神になっている。
境内には軍犬、軍馬、軍鳩の慰霊碑も建立され、遊就館では、零戦やタイとビルマ(現・ミャンマー)を走った「C56機関車」が出迎えてくれる。また、特攻隊で亡くなった先人たちの遺書が多数展示されている。
首相に限らず、靖国神社を参拝したことがない国会議員は、日本の近代史を理解するうえでも、1度は靖国神社を訪れるべきだ。
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<プロフィール>
濱口 和久 (はまぐち かずひさ)
昭和43年熊本県菊池市生まれ。防衛大学校材料物性工学科卒業。陸上自衛隊、舛添政治経済研究所、民主党本部幹事長室副部長、栃木市首席政策監などを経て、テイケイ株式会社常務取締役、国際地政学研究所研究員、日本政策研究センター研究員、日本文化チャンネル桜「防人の道 今日の自衛隊」キャスター、拓殖大学客員教授を務める。平成16年3月に竹島に本籍を移す。今年3月31日付でテイケイ株式会社を退職し、日本防災士機構認証研修機関の株式会社防災士研修センター常務取締役に就任した。『思城居(おもしろい)』(東京コラボ)、『祖国を誇りに思う心』(ハーベスト出版)などの著書のほかに、安全保障、領土・領海問題、日本の城郭についての論文多数。5月31日に新刊「だれが日本の領土を守るのか?」(たちばな出版)が発売された。 公式HPはコチラ。
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