<私なら土下座する>
さー、いよいよ解散総選挙が近づいてきた。「日本の国家の創り換え」をめぐる国民の審判が近づいてきた。恐らく、自民党も民主党も、世代代わりと組織の構造の根本的地殻変動が行なわれるであろう。間違いなく自民党の谷垣、民主党の野田の両党首の再選はストップされる(野田氏の再選の可能性は多少、残っているが、彼を党首に擁して総選挙に臨めば民主党は壊滅する。70議席にも達しないのではないか!!)。
この既成政党の存在が荒波に呑まれる運命にあるのは、国民の意識がまるで変わったからである。この背景は、いずれこのシリーズでおいおい述べる。既成政党が沈没するのであれば、新興政党は躍進の機会を握る局面に遭遇する。
その第1ラウンドで、みんなの党・渡辺党首は首相の権力を握るチャンスを逸した。筆者であれば、橋下氏に土下座をして「維新の会」にみんなの党を解党して組みこんでもらうことを申し出していた。
次回の選挙において、絶対に第3勢力(地域政党・地方道州制度の提案勢力・国家創り換え=官僚国家打破)に国民の票が流れるのは確定している。その流れの代表が【橋下維新の会】と【渡辺みんなの党】である。選挙での国民の選択は、2党に平等に愛を捧げることはない。肩入れはどちらかに明確に出る。どう見ても【橋下維新の会】に軍配が上がることは明白だ。みんなの党が苦戦するのは、目に見えている。
そして最悪なのは、【維新】と【みんなの党】が各選挙区で衝突する懸念が出てきたことだ。現在の情報収集過程で明言できることは、福岡1、2、3区では2党が激突することである。一度、戦いの火ぶたが切られたら、収拾つかなくなる。
渡辺党首よ!!今一度、橋下代表に土下座して、【みんなの党の解党・維新への合流】を申し出たらいかがかな!!それが一番、貴方が首相になれる早道だ。
<自信がないのかねー>
渡辺さん!!冷静に考えていただきたい!!2党合体して小選挙区300区すべてに立候補者を立てれば、比例区を含めて180議席は固い。第一党になるだろう。そうなればいろいろな連立内閣案が検討されるであろうが、第一党から首相が選ばれる。渡辺さん!!貴方が選ばれる可能性が高くなるのですぞ。まずは現時点では、代議士でない橋下氏が首相に選ばれることはあり得ない。「その間隙を突け!!」と助言しているのだ。
もちろん、貴方が新党内で指導者として相応しい働きをしなければ、誰も支持してくれないだろう。有能な渡辺党首のことだから、瞬く間に周囲の議員たちは貴方を頼りにするようになるはずだ。【みんなの党】という中小企業のオヤジの域を脱して、【大組織=国家首相】になる器を掴んでいただきたい。「貴方の尊敬するオヤジ=ミッチーさんの夢を実現するのが、最大のミッションだ」と思う。権力を取るために大勝負ができなければ、貴方はしょせん中小企業のオヤジ程度で終わる。もう60歳だろう。若い政治家たちが、後を追っかけている現実がある。
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