「放射能市民測定室・九州(Qベク)」(中村肇代表)は26日、北九州市の災害廃棄物(震災がれき)の本焼却開始にともない、同市内を中心に土壌、水、空気などの放射能を定点観測することを決めたと発表した。定点観測のために、月1回定期的・継続的にサンプルを採取提供する協力者を募集している。
Qベクは、福島第一原発事故による放射能汚染への不安にこたえるために、150人・団体のカンパで測定器を購入し、食品などの放射能測定を続けている(測定料金は依頼者負担)。6月15日の測定開始から約3カ月半で市民から依頼された食品や土壌など200検体弱の測定をしてきた。
今回の場合、協力者に測定料金の負担はないが、送料は協力者負担。具体的な協力方法は、申し込みを受けて個別に相談する。本焼却が続くとされる2014年までを予定している。
今回の定点観測には、Qベク顧問の藤田祐幸氏(元慶應大助教授)、豊島耕一氏(佐賀大教授)らのアドバイスを得ながら進めている。
<お問い合せ>
放射能市民測定室・九州(Qベク)
所在地:福岡市東区水谷2-11-36
TEL:092-410-4516
URL:http://q-bq.com/
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