NET-IBでは、ツイッターを活用している橋下市長のツイートをまとめて紹介する。
橋下大阪市長の7日午前7時31分から8日午前10時30分までのツイートは以下の通り。
7日朝日新聞朝刊社説「維新と国会~もう、秋風ですか~」ご指摘、ごもっとも。有権者の皆さんへの選択肢として耐えられる集団となるべく、しっかりと議論を詰めます。
ただいくつか反論。僕は国の統治機構を変えることを一番のテーマに掲げている。そしてまずできるところからと言うことで、大阪府庁と大阪市役所の再編。できるところからと言っても、この2つの役所の再編だけでも、物凄い政治・行政的エネルギーが必要。要するに、現在の法制度を前提とする大阪府庁・大阪市役所の役割を、あるべき姿に正す政治プロセスが大阪都構想。
現行法制度の今の姿を、自分たちの考えるあるべき姿に変えていくというのが、維新の会の政治哲学。国の統治機構についても同じ。国と地方の役割論に基づいた地方分権。最終は道州制。何でもかんでも地方がやるという、地方政治家が唱える地方分権とは一線を画している。
地方分権の話になると、補完性の原則、基礎自治体優先の原則だのなんだの言って、地方が全てやることが正しいという論になるが、それは違う。やはり国は国の役割がある。国の役割を明確化して、国の機能を強化する。これは維新の会の目指す地方分権の目的の一つでもある。
さて、国の行政機構(統治機構)の再構築を目指す以上、まずは自らの政治グループの統治機構を再構築しようと言うのが今回の日本維新の会のガバナンス。これまでの政党とは全く異なる形態なので理解してもらうまで時間がかかると思う。しかしその哲学は、現行法制度の前提を変えていくということ。朝日社説は、「国政」と言う言葉を使っているが、この「国政」とは、現在の法制度で国会議員の仕事となっているものと言う意味合いだろう。それを変えようと言うのが日本維新の会。現在の法制度を前提とするなら大阪府庁・大阪市役所の再編など不要。現在の国会議員、地方議員の役割を変えていこうと言うのが日本維新の会。
昨日の朝日(大阪)1面では、復興予算の出鱈目ぶりを報じていた。これは現行法制度での国と地方の役割分担で復興予算をやるからあんなことになる。日本維新の会のガバナンスでやれば、あんな出鱈目な復興予算にはならない。
僕は、朝日が語る「国政」の定義・概念を変えようとしている。現在の「国政」の中には、地方政治がやった方が良いものもある。また逆に現在の「地方政治」の中には国政がやった方が良いものもある。まさに現行法制度上の「国政」「地方政治」の再整理をしようとしている。
朝日社説は、「国政」に対する責任を大阪市長が取れるのか?と指摘。しかし、繰り返しになるが、今の「国政」は全て国会議員だけで責任をとれるのか?というのが僕の問題提起。「国政」「地方政治」をきちんと再整理しましょうよと。
そしてここは朝日の論理矛盾。朝日は、原発政策においても何にしても、市民デモの意見を聴け!と言っている。まさに「国政」について国会議員でない者の意見を聴けと言っているではないか!僕はデモの形をとらない。民主主義のルールの中で、自分たちの意見が国会にも反映するような「仕組み」を作る。
日本維新の会の仕組みを作ろうとしても、作りたいから作れるものではない。少なくても、デモよりも、はるかに民主主義にかかる多大なコストを払っている。国会議員でない者が国政に責任を負えるのか!という朝日の今回の指摘は、完全にためにする批判ではないか。朝日らしくない。そんなこと言いだしたら、デモなんて、全く国政に責任を負えない。沖縄での種々の県民大会も国政に責任を負えない。国会議員以外は国政に口を出すなと言う論理になるよ。僕は国会議員ではない。しかし、国会に意見を出せる仕組みを民主主義のルールの中で正統に作った。
今回の仕組みに、民主主義のルール上問題があるなら具体的に指摘して欲しい。単に大阪市長がトップに就いたからと言って、一つの権力機構として批判をするなら、それはお勉強だけしている学者と変わらない。僕は国会議員ではい。しかし、デモも住民集会をやっている人たちも国会議員ではない。
この国会議員でない者が国に対して自分の考えを実現する方法の一つが日本維新の会のガバナンス。市民デモや、住民集会を徹底して尊重するのに、民主的に正統なルールで作った新しい仕組みだけを批判するのはおかしい。そして「責任」。朝日の考える「責任」とは何か。これも言葉だけの感は否めない。
政治・行政の責任とは、最後は有権者によって替えられること、と僕は考えている。僕は国会議員、地方政治家の役割分担をあるべき姿に変えようとしているので、今の身分に囚われない。ただ一点、有権者が、選挙を通じて首をすげ替えることができるかどうか。
僕は大阪市長であり、国会議員の選挙区よりも広いエリアから票をもらっている。また僕の首をすげ替えることも選挙を通じてできる。今の国会議員だって、当該選挙区の有権者しか、首をすげ替えることはできない。そして党首は、議院内閣制の下、国会議員によって首をすげ替えることができる。僕の場合も、日本維新の会のメンバーによって首をすげ替えることができる。あとは、そこに国会議員以外に地方議員も入れるかどうかの問題。ただ繰り返しになるが、「国政」「地方政治」「国会議員」「地方政治家」の役割分担を再編しようと言うのが日本維新の会の理念なので、そこは混在しても問題ない。
朝日は「責任」と言う言葉を軽く使うが、それを言い出したら、デモも住民集会も何の責任も負っていない。その主張が正しいのか間違っているのかさえ民主的なプロセスで吟味されない。本質は有権者によって首をすげ替えられるかどうか。主張が正しいかどうかは分からない、しかしそれは有権者が判断する。これが政治・行政の責任だ。7日朝日の社説の指摘はごもっともだが、「国会議員」でなければ「国政」に責任を負えないと言う考えは、朝日の哲学からすると論理矛盾。これは完全に批判のための批判。とは言え、維新バブルも終わり、ここからが勝負。春風を吹かせるためには、秋風を浴びなければならない。
日本は四季の国だからね。秋風の次には冬風も来るでしょう。しかし国の統治機構を変えると言っている本人が、自分たちの足元の政党の統治機構を変えれなくてどうする。今の中央集権体制の仕組みの中で大阪を変えるなら国を変えなきゃならないし、国を変えるなら大阪を変えなきゃならない。
必ず春風を吹かす。そのために朝日社説の通り党内で議論を尽くします。
昨日6日朝日新聞夕刊。8面。窓「47人の義士」前田論説委員、公演をプロデュースし振興するのは文楽サイド。行政がアイデアを出したらろくなもんにはなりませんよ。
僕の役割は、補助金の仕組みを変えて、文楽サイドが自ら公演をプロデュースし、振興を図る環境を作るところまで。僕自身が文楽振興のアイデアなど持っているわけがない。それはまさにプロデューサーの役割。市長ができるわけがない。また一部少数のインテリの意見ではなく、大多数の庶民の感覚でもって意見・感想を言うこと。ここが市長の一番の役割。新聞などはごく少数の意見を大多数の意見のように載せるからね。
新聞記者と僕の感覚の違いと言うのも面白い。前田さんは、僕の文楽批判について世間の支持が広がらなかったと認識。僕は、文楽支持の声が大多数の庶民から広がらなかったという認識。あれだけ新聞メディアは文楽についてPRしたのに。もちろん、観客が増えたことは喜ばしいこと。
しかし大阪の庶民が声を上げて、橋下批判、文楽擁護に回らなかった。これが今の現状で、このことをきちんと認識するかどうかが、文楽の今後を左右する。先日の文楽サイドとの意見交換会では、皆、現状の厳しい現実を認識している様子だった。だから振興もしっかりやろうと。僕はそのような流れになる補助金の仕組みにただし、文楽サイドに頑張ってもらえるようにする。振興のアイデアを出すのは、僕ではなく、文楽サイド。
そして前田さん、朝日新聞の若手記者がどれだけ文楽を楽しんでいるか、まずは自社で取材してみたらどうですか?インテリばかりと話していたら世間の現実を見失いますよ。少なくても朝日に限らず他者も含めて市政担当記者レベルでは文楽を定期的に観劇している記者はいない。これが現実。だからどうやって振興するか。これは一にも二にも文楽サイドの努力。この環境作りに、僕は力を注ぎます。
それとね、僕は知事になる前までコメンテーターをやっていたので、政治評論家と言われる人が、あれやこれやと如何にも自分だけが特別の情報を持っているような顔でしゃべっているのを嫌というほど見てきた。そして皆あーだーこーだと予測する。今となるとこのいい加減さがよく分かったよ。
僕は毎日朝と夕に囲み取材を受けて、何か出来事があればその後にも囲み取材を受けて、週に1回は定例記者会見をやって、それぞれ時間の許す限り質問に答えるようにしているので、それ以上の個別取材を受けることはしていません。全てオープンにして、それ以上でもそれ以下でもない情報を提供しています
そんな中、みんなの党との関係について、いろんな政治評論家と称する人やメディアが色々と言っているけど、どれも当たっていないね~誰か一人くらい的確に指摘する人がいるのかと思いきや、全滅。これが今の日本の政治評論家のレベル。ここの底上げがないと日本の政治もよくならない。
8月の下旬に渡辺さん、僕、松井知事で話した時には、決裂したわけではありません。要は、最初から一つの政党で行くのか、それぞれが別個の政党を作って、その時の状況で考えるのか、どちらかの選択でした。会談の中身はさておき、そのときには後者で行く。まずは日本維新の会をきちんと立ち上げるという道を選んだ。政治は政策を考えるだけでなく、政策を実行することが肝要。政策は頭の体操。しかし実行となると、この複雑怪奇な人間のグループを束ねながら動かしていかなきゃならない。政策が同じでも政治グループの運営手法が違うと、同じ政党とはなりにくい。そういう意味で、地方政治の声を国政の決定過程に組み込む新しい運営手法を確立するためにまずは日本維新の会を立ち上げました。自民党、民主党のほかに第三の選択肢を有権者にきちんと提供できるか。これからが勝負です。
まあ政治っていうのは批判されるのが本質だし、褒められすぎると調子が狂っちゃうので、批判は結構なんだけど、日本の政治を良くするなら的確な批判が欲しいな。今回、日本維新の会について内部がごたごたしている、主導権争いと朝日新聞の社説を筆頭にメディアが報じた。まあ報じられるうちが華だけど。あれくらいの内部での議論って、自民党、民主党では当たり前のようにあるし、一般の企業でもあるでしょう。日本維新の会はすべてフルオープンで、僕も正直に記者の問いに答えているだけ。
あれぐらいの内部摩擦がなければ、それこそ「国会議員は橋下に何も言わない。」「橋下の個人商店」と批判する。第一回の公開会議のときがそうだったよね。何も摩擦が起きなければ面白くない、橋下独裁、国会議員には意見がないのかと批判。内部摩擦が起きれば、ごたごただと批判。こういう批判って政治を良くしない。
日本維新の会はできる限りフルオープンで決定過程を見せていくので、これからもメンバーで激論になることもあるでしょう。そのようにしながら最後は決めます。その決めた後の方針について具体的に批判を頂きたいものです。決めるまでにごたごたがあって当然。メンバーは皆、政治家なのですから。
ありがとうです。使わせてもらいます。
RT @hands_of_cats: 学校の休み時間のケンカと放課後のケンカとの違い。休み時間の場合先生出てきて大事にされちゃうが、放課後殴り合っても誰も見てないから大したことにはならない。それだけ維新の会がオープンな感じします。
そうですか?本人です。
RT @akito9tw: いつもと何か文体が違う気がするなあ。
森の防潮堤構想は賛成ですよ。それでも対応できないものを早期処理するために、岩手県知事の依頼で大阪市で処理します。
RT @gemini_stop: 答 儲からんから! なぜ、橋下徹大阪市長 も鈴木英敬三重県知事も北橋健治北九州市長も、森の防潮堤構想にはダンマリなんだろう?
国家行政組織は小さくて構いません。維新の会が考える小さな政府とは国家行政組織のことです。道州制を目指すのですから。 しかし所得再分配機能など公の役割は重要だと考えています。
RT @MarkThmis: 橋本さん、維新八策、やっと見つけたけど、小さな政府は頂けないですね。
実行すれば拙速だと批判され、慎重に議論すれば実行力がないと批判され・・・どうせ批判されるなら、とにかくやった方が良いですね。
RT @utowissi: @t_ishin 意見が全員一緒なら「独裁」と呼ばれ、意見が激突したら「内ゲバ」と呼ばれ・・・。 市長、お疲れ様です。
お願いします!
RT @akito9tw: それを民意で選ぶなり批判するなりすればいいのよね! @t_ishin: 日本維新の会は~略~これからもメンバーで激論になることもあるでしょう。そのようにしながら最後は決めます。その決めた後の方針について具体的に批判を頂きたいものです。
今、国会内だけで、決める政治が語られているけど、本当は国・地方合わせての決める政治が必要。国会内でもグダグダになっているけど、日本全体でもグダグダ。国が決めたことでも、自治体が拒否。自治体がこうしたいと思っても国が拒否。こういう事態を解消するために維新の会は統治機構改革を掲げた。
この統治機構改革。一義的には行政機構の改革なんだけど、その政治決定を行う政党も実はガバナンス改革をしなければならない。大阪都構想は、国政の自民党・民主党は理解。ところが大阪府議会、市議会の自民党・民主党では大阪都構想に反対。外交・防衛の問題はさらに国と地方の対立が激化する。一方、復興予算なんて自治体のニーズに国が全く応えていない。
日本維新の会は、国と地方を合わせた形で決定できる仕組みを模索している。最終決定に従うというのは、その決定過程に十分参画できた場合に限る。ゆえに国と地方の役割分担を明確化しながら、それぞれの決定過程に相互に十分参画できる仕組みを作り、国と地方は上下の関係でなく、協力関係にあるという政党の仕組みにする。そして国・地方が対等の関係で選んだ代表の最終決定。こうなれば国会議員も地方議員も最終決定に従います。
既存政党は、国会議員、地方議員がバラバラです。地方分権が進めばなおさら。そのような流れの中でどうやって政党がガバナンスを効かすか。国会議員、地方議員が対等・協力の関係で議論し、政治決定に参画し、代表を選ぶ。そのような中で、多数決を用いた政治決定には、メンバー全員が従う。それまで激論が交わされたとしても、国・地方対等・協力の関係で決定した政治決定なのだから。今の政党はそうはなっていません。国家議員の決定は、国会議員が決めたんだ。地方議員は関係ないという認識。民主党の大阪地方議員は、大阪都構想に反対なので、国会議員に反旗を翻しています。
今回の日本維新の会の松浪議員のブログなんてかわいいものです。まあ、とにかく日本再生のためには激論してでも最後は決定し、実行する政治が必要。政策ももちろん重要ですが、それを実行する組織も重要。行政組織の統治機構改革、そして政党の統治機構改革。日本維新の会の組織形態は後者の実践です。
大阪市営地下鉄の民営化にあたって外部人材である余語特別顧問が頑張ってくれています。外部人材と職員のタッグが改革の力を生みます。外部だけでもダメ。内部職員だけでもダメ。力を生む組織、体制を作るのが政治の役割。政治任用は必要不可欠。
大阪市・特別顧問に聞く 余語邦彦さん「地下鉄民営化は改革の象徴」(Yahoo!ニュース)
韓国が、北朝鮮への抑止力強化のために、弾道ミサイルの射程距離を800キロメートルに延ばすことでアメリカと基本合意に達したとの報道。この800キロメートルで北朝鮮全土が射程に入る。と同時に、西日本全ても射程に入る。東京は射程に入らない。
今回の韓国の弾道ミサイル延長は、米韓でのみ協議をされたかのような報道だが、日本はどこまで関与したのか。西日本全体が射程に入るなら、日本も交渉カードに使えるはずだ。日米韓が大局的に安全保障上のタッグを組むことは良いだろう。しかしその際、日韓に横たわる外交問題を解決する交渉もすべきだ。
Twitter:橋下徹 (t_ishin) より引用(原文ママ)
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この場合、@○○○さんがツイートした「ABCD」を引用したという意味。
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