メインであるはずの福岡市PRとは別のところで話題を集めている我が区(福岡市カワイイ区)であるが、区の方針について周知が図れていない感は否めない。福岡市HPの「寄せられた市民の声」コーナーに紹介されている「カワイイ区の人口について」とした意見からもそのことがうかがえる。以下、枠内は引用。
「カワイイ区が大きくなることを期待してよくホームページを見ているのですが現在人口とかの情報というのは発表しないのでしょうか?遠方のものにとって地元のイベントとか正直興味ないのですが区が大きくなっていくことには興味を持っています」
「地元のイベントとか正直興味ない」と切り捨てた意見が代表的なものとして紹介されていることに、何とも言えない寂しさを感じた。なお、福岡市はこの意見を反映し、カワイイ区HPに人口を表示。12年10月1日現在で人口3万8,358人となっている。
我が区は仮想行政区といえども、歴とした福岡市の区の1つであるはずだ。したがって、たとえ現住所が遠方でも区民となった以上、福岡市民であることになる。区政運営方針にも「カワイイ区で世界中から約10,000人の区民を募ることで、市の人口150万人突破を目指します」とある。実際に、我が区誕生により「人口150万人突破!」(実際は12年10月1日現在で149万2,254人)などと喜んでいた。あれは何だったのか。
篠田麻里子区長のファンの方の区民登録が多いことは仕方がない。しかし、そのような区民にも福岡市のことを知ってもらい、実際の住まいは離れていようが心のなかで「福岡市民」になってもらうことに「カワイイ区」の存在意義がある。しかし、紹介された声には、区長就任の挨拶にもある「福岡市をもっと元気にしていきたい」という篠田区長の想いは伝わっていない。
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▼関連リンク
・カワイイ区長~就任のご挨拶~(区HPより)
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