読者の皆さんのカンボジアに対するイメージは、どのようなものだろうか。今、カンボジアが目まぐるしく経済発展を遂げている現実を知っている人は少ないかもしれない。がしかし、一部の事情通の間ではすでに話題となっている。今年、カンボジアで初の証券取引所が開設され、また政府は海外企業の誘致を積極的に展開している。
12月5日(水)に、(株)データ・マックス主催で「親日の国カンボジア進出お手伝いセミナー&交流会」が開催される。講演者の1人、イオンカンボジアの簑原邦明氏によると、「イオンモール1号店の5km圏内に約70万人の人口があり、そのなかの世帯収入が月400ドル(約3万2,000円)の家庭が78%を占める」という。また、「1km圏内は世帯収入が月800ドル(約6万4,000円)が61%、かつ1,500ドル以上(約12万円)が14%いる」とし、ASEAN(東南アジア諸国連合)のなかでもたいへん有望なマーケットとして見ているのだ。
蓑原氏によると、カンボジアのプノンペンには広大な駐車場がついたモールタイプのショッピングセンターがまだないという。今や日本やドイツの高級車が街中を走るまでに成長したカンボジア都市部にとって、とくに駐車場利用者(=車保有者)の層をいかに顧客として掴むかがポイントになるようだ。
今回のセミナーは、イオングループの記念すべきイオンモール1号店のテナント募集も兼ねた交流会となる。アジア地区への進出を考えている企業も、すでにアジアで稼いでいる企業も、ぜひカンボジアへの進出にも興味を持っていただければ、より良いビジネスプランを描けることだろう。
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