NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている、佐賀県武雄市長の樋渡啓祐氏のブログを紹介する。
今回は、12日に、小泉進次郎衆議院議員が武雄市を視察し、意気投合した様子が掲載されている。また、民主党の常任幹事会での決定について意見を述べている。樋渡氏の11月13日午後8時44分のブログは以下の通り。
やっぱり、民主党はダメだ
昨日会った小泉進次郎さんが、自身のブログに、武雄市と私のことが。感謝です。小泉さんとは2時間以上一緒にいましたが、地方、離島、過疎地のことを第一に考えておられることが良くわかりました。また、民でできることは民で、というのは、お父さんと同じでしたが、違いは、行政は民ができないことの補完をしっかりすべきという考え。これは僕も全く同感。というわけで、すっかり意気投合。
思ったことはずばり言い、相手の言うことはしっかり聴く。どっかの政党は、思ったことは言わず、相手の言うことは聞かない、とは大違い。民主党のことです。
その民主党。今日は心底驚いた。
民主党の実質的な意思決定機関である常任幹事会で、何と、「早期の衆議院解散反対は党の総意」とのこと。何じゃそりゃ。
あのね、衆議院解散は、細かく言うといろんな説があるんだけど、あくまでも総理の権限。この総理は内閣を代表する者としての権限で、国会議員としての権限では無い。従って、解散うんぬんは、党の総意とは全く関係ないし、総理は縛られない。そこはTPP賛成・反対などとは全く違う。しかも、国会の内閣不信任に対するカードの1つとして、この衆議院解散権は存在する。
したがって、この解散権というのは、内閣の国会に対する牽制なんですね。それはすみません、三権分立として学校で習うことなんだけど、民主党の人たちは中学校に戻りましょう。
要は、任期、または任期近くまで、国会議員という身分を続けたいという保身だけでしょうね。見苦しい。僕は前にも書きましたが、権力を私議する人間は大嫌い。権力というのは、自分のためではなく、広く市民のために良きことを行うための装置にしか過ぎない。本当に情けない。
僕は自民党が全て良いとは全く思っていない。けど、僕が知る限り、自民党は党として、こんな情けない決定をした、という記憶は無い。少なくとも、僕が奉職してからは。
ともあれ、こんな決定をする民主党はとっとと、下野してください。
樋渡氏のブログはコチラ。
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