昭和食品工業(株)
連続赤字からいつ脱却できるか
(同)西友
登録販売業者制度で不正発覚
■内装工事ほか(福岡)/(株)峰工芸
採算割れ 決済不調
代 表 : 小林 克久
所在地 : 福岡県筑紫野市塔原東3-13-6
設 立 : 1987年12月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/5)10億4,077万円
10月31日、同社は7月31日に引き続き、再度の決済不調に陥った。
■板金工事(福岡)/(有)シンエイルーフ
受注不振 破産手続開始申請 負債総額 約5,500万円
代 表 : 新森 高士郎
所在地 : 福岡県飯塚市目尾681-15
設 立 : 1996年6月
資本金 : 300万円
売上高 : (11/6)6,621万円
弊誌7月9日号「アラーム」で既報の同社は、10月30日に福岡地裁飯塚支部へ破産手続の開始を申請した。申請代理人は井上道夫弁護士(井上法律事務所、福岡県飯塚市新立岩6-16、電話:0948-22-6135)。負債総額は約5,500万円が見込まれる。
■業種(都道府県名)/(株)さとうベネック
【続報】破産手続開始決定 負債総額 44億2,985万円
代 表 : 大川 義廣
所在地 : 大分市金池町3-3-11
設 立 : 2007年1月
資本金 : 1億円
売上高 : (11/6)103億4,959万円
弊誌10月15日号「モルグ」などで既報の同社は、11月2日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は永沢徹弁護士(永沢総合法律事務所、東京都中央区日本橋3-3-4、電話:03-3273-1800)。負債総額は2012年6月期時点で44億2,985万円。
■印刷(大分)/丸德印刷(株)
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 約4億7,000万円
代 表 : 園田 順子
所在地 : 大分市新貝4-50
設 立 : 1966年2月
資本金 : 2,300万円
売上高 : (12/7)約4億5,500万円
10月25日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は一瀬悦朗弁護士(ジャスト法律事務所、福岡市中央区舞鶴3-2-4、電話:092-771-5002)ほか1名。負債総額は約4億7,000万円が見込まれる。
■特集・追跡!経済事件簿
「ハンド・パワー」で病気が治る?? アースハート集団訴訟「受講料を返せ!」
「ハンド・パワー」と呼ばれる手かざしで病気が治るとしたセミナーの受講料名目で、高額の受講料をだまし取られたとして、気功療法のセミナー会社(株)アースハート(本社・福岡県篠栗町)と代表者の野中邦子氏ら2人を相手取って損害賠償などを求めた集団訴訟が、福岡地裁で係争中だ。原告は30人、請求金額は総額約4,634万円に上っている。原告弁護団によると、11月中旬にも追加提訴を予定している。
○アースハートと医療法人財団の接点
○実態ない伝授なのに高額な受講費
○ハンド・パワー医師による医療被害の懸念
■特集・追跡!経済事件簿
弁護士詐欺被害に注意を 1,800万円詐取容疑で九弁連元理事長逮捕
「弁護士詐欺被害」といっても、弁護士をかたった詐欺ではない。福岡県弁護士会所属の弁護士による不祥事や犯罪が相次いでいる。ついに、九州弁護士会連合会(九弁連)理事長を務めた「重鎮」が詐欺容疑で逮捕されるに至った。不祥事の中身も、依頼者のお金を着服横領したり、依頼者からお金をだまし取るなど、職務に関するものであり、悪質である。県弁護士会は「再発防止」を謳うが、信頼回復の道は遠い。
○九弁連は人権擁護の先進的役割
○一般の犯罪発生率を超える異常
○弁護士といえど貧すれば鈍す
■倒産を追う
連鎖した型枠大工と仮設リース業者 2つの倒産を結ぶ点と線
(株)渉建設/(株)セーフティー仮設
2012年7月から10月にかけて、かねてから注目を集めていた2つの企業が、事実上倒産した。その2社とは、7月に破産準備に入った型枠大工工事業者の(株)渉建設(福岡県飯塚市、加藤一徳代表)と、10月に2度の決済不調を引き起こした(株)セーフティー仮設(福岡県福津市、田中順仁代表)。背後には、タイトな資金繰りを余儀なくされた型枠工事業者と急拡大を目指す仮設リース業者の、資金調達の躓きがあったようだ。
○破産に追い込まれた飯塚市の型枠大工工事業者
○後発の仮設リース業者 頓挫した拡大計画
○工事経歴書に手がかり 発端は佐賀市での倒産
■流通大競争時代
サンリブ、反転攻勢へ 黒崎、もりつね店を出店
サンリブが攻勢に転じている。10月には、黒崎店と大型店のもりつね店を矢継ぎ早に出店した。複数出店は4期ぶり。ただ、主力店近くに競合店が相次ぎ進出、今期の7期ぶりの増収転換は不透明さをぬぐえない。長期低迷の原因である、老朽不採算店の処理も進んでいるとは言えない。5月発足した新体制の実行力が問われている。
○10月一挙に2店
○ハローデイにリベンジ
○経費削減余地少なく
○7期ぶり増収転換は不透明
○築30年超店舗が22店
○遅れた老朽店閉鎖
○新体制は集団指導
■情報ファイル
商品先物大手「エース交易」で起こったドロドロの内紛劇
商品先物大手のエース交易(東京都渋谷区)で、「オリンパス事件」とそっくりな内紛が起きた。ジョン・フー会長名で10月22日、創業者である榊原秀雄顧問が、牧田栄次社長ら取締役3人の解任を求めて臨時株主総会の開催を請求したと発表した。投資ファンド、タイガー・トラストグループと資本提携した創業者に、特別背任の疑いがあると指摘した社長が対立。大株主の創業者が、社長解任という行動に出たのだ。
○創業者とハゲタカとの裏取引
○株と商品相場の失敗で大借金
○創業者が社長解任の臨時株主総会の開催を要求
■群雄割拠の健食薬系事情
非調剤事業を拡充 2014年3月期に1,000億円目指す
クオール(株)
DgS業界だけでなく、調剤薬局業界でもM&Aなど本格的な再編が始まっている。調剤薬局事業は、2年に1度の薬価の改定、加熱する出店競争など、厳しさが増している。こうした状況のなか、調剤薬局チェーンのなかでもダイナミックな動きを見せるクオール(株)が、同業他社に先駆けて調剤以外の事業の強化に打って出る。
○新たなビジネスモデルの構築を睨んでM&A
○非調剤事業で100億円目標
○資本業務提携で多店舗展開 調剤事業の売上増にも期待
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