日本列島の南に位置する沖縄県。四方を海で囲まれた島の面積は約2,276m2で、国内においては香川県、大阪府、東京都に次いで4番目に小さい県である。2012年10月1日現在で、人口141万人。人口の大半は沖縄本島の南部に集中し、毎年約1万人も人口が増加している。今、国内で最も元気な自治体であるといえる。
沖縄といえば観光産業が主流というイメージが強いが、小売業も。食品小売は百貨店の「リウボウ」、東証一部上場企業の「サンエー」、流通最大手のイオングループに属する「イオン琉球」、建設から小売まで幅広く事業を行なっている「かねひで」の4社が中心となってマーケットを形成している。
(株)リウボウインダストリーはグループ企業に食品スーパー「りうぼう」を展開する(株)リウボウストア、コンビニエンスストア「ファミリーマート」を展開する(株)沖縄ファミリーマートを持つ。
(株)サンエーはGMSから小型スーパーまで展開するほか、子会社にローソン沖縄を有する。2006年1月には(株)マツモトキヨシとのFC契約を結んでいるほか、昨年11月に(株)東急ハンズとFC契約を結び、今年7月にオープンした宜野湾コンベンションシティに出店させるなど業態の幅が広い。
イオン琉球(株)はイオンのほか、マックスバリュ、低価格業態のザ・ビッグを展開し、地場小売に対抗。大手系列であるが地場に密着した店舗運営を行なっている。
「タウンプラザかねひで」を展開する金秀商事(株)はスーパーのほかホームセンター最大手のカインズホームのFC店を昨年4月にオープンさせている。
業界関係者によると、上記4社に加えて「フレッシュプラザ ユニオン」を展開する(株)野嵩商会(本社:沖縄県宜野湾市)がこれに追随。価格帯も上記4社よりも低価格帯で勝負し、地元ではテレビCMを放送するなど知名度が高い。
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