(株)富士ピー・エス
上半期赤字に転落
(株)川内山形屋
減収止まらず、問われる存在意義
■「千鳥橋バーゲンセンター」運営(福岡)/九州金物(株) ほか1社
採算割れ 破産手続開始申請 負債総額 約2億3,000万円
代 表 : 西尾 健太郎
所在地 : 福岡市博多区千代5-3-30
設 立 : 1980年4月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/3)約2億1,500万円
11月13日、同社および関連会社の(有)ニシオ(同所、西尾徳博代表)は事業を停止し、同日付で福岡地裁へ破産手続開始を申請した。申請代理人は柴田耕太郎弁護士(柴田法律事務所、福岡市中央区大名2-12-9、電話:092-737-3666)。負債総額は同社が約2億円、ニシオが約3,000万円の2社合計で約2億3,000万円が見込まれる。
■ガソリンスタンド経営(北九州)/白光石油(株)
【続報】債権者判明 負債総額 7億4,366万円
代 表 : 馬場 日出雄
所在地 : 北九州市小倉北区紺屋町12-1
設 立 : 1953年3月
資本金 : 2,992万円
売上高 : (11/2)約7,250万円
弊誌10月8日号「モルグ」にて既報の同社の債権者が判明した。同社は、11月1日に福岡地裁小倉支部から破産手続開始決定を受けていた。申請代理人は角南雅德弁護士(角南雅德法律事務所、北九州市小倉北区原町1-4-24、電話:093-562-3600)。破産管財人は金弘正則弁護士(福田・金弘法律事務所、北九州市小倉北区金田1-8-5、電話:093-581-7861)。負債総額は7億4,366万円。
■管工事ほか(北九州)/(株)飯野工務店
【続報】民事再生手続廃止決定 負債総額 4億4,995万円
代 表 : 飯野 裕子
所在地 : 北九州市八幡西区三ケ森3-4-8
設 立 : 1974年10月
資本金 : 5,000万円
売上高 : (11/9)4億6,309万円
弊誌10月15日号「モルグ」などで既報の同社は、11月7日に福岡地裁小倉支部より民事再生手続廃止決定を受けた。保全代理人は時枝和正弁護士(時枝法律事務所、北九州市小倉北区米町1-4-21、電話:093-512-5233)。負債総額は4億4,995万円。
■土木工事ほか(熊本)/(株)東商
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約7億4,000万円
代 表 : 緒方 洋一
所在地 : 熊本市中央区水前寺6-10-29
設 立 : 1983年4月
資本金 : 2,000万円
売上高 : :(11/7)12億5,254万円
11月5日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は髙野正晴弁護士(髙野正晴法律事務所、熊本市中央区内坪井町9-55、電話:096-324-8701)。負債総額は約7億4,000万円が見込まれる。
■管工事(宮崎)/日向総合設備(株)
【続報】債権者判明 負債総額 1億8,339万円
代 表 : 佐藤 誠一
所在地 : 宮崎県日向市大字財光寺287-3
設 立 : 1983年1月
資本金 : 2,000万円
売上高 : (12/5)約1億7,000万円
弊誌9月17日号「モルグ」で既報の同社の債権者が判明した。同社は10月26日に宮崎地裁延岡支部より破産手続開始決定を受けていた。申請代理人は真早流踏雄弁護士(弁護士法人えいらく法律事務所、宮崎市永楽町182-6、電話:0985-23-1355)。破産管財人は江島寛弁護士(江島寛法律事務所、宮崎市旭1-7-12、電話:0985-23-1031)。負債総額は1億8,339万円。
■コダマが聞く
「政治とは生活である」 愚直に訴える"民主主義の危機"
国民の生活が第一 代表 小沢 一郎 氏
11月12日、資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件の第二審(東京高裁)で新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表に、一審の判決を支持し、無罪判決が言い渡された。先月25日には、「国民の生活が第一」の結党記念パーティーが都内のホテルで開かれ、会場には4,200人を超える支持者が参集した。その会場で小沢代表は、「国民との約束を守るために新党を作った」と語っている。来るべき総選挙を控え、超多忙の小沢代表に、弊社代表の児玉直が独占インタビューを敢行した。
○もう1度初めから構築 国民の審判を受ける!
○政治家としての揺るぎない「理念」&「信念」!
○政治家が「方向性」を示し「結果責任」を負う!
○原発は「いのち」 消費増税は「くらし」の問題!
○小選挙区で100以上 絶対に過半数をとる!
■特集・押し寄せる淘汰の波
《倒産を追う》
300年以上の歴史を誇る老舗銘菓 唐突な破産の裏にいったい何が
(株)松屋菓子舗
日本を代表する銘菓「鶏卵素麺」を擁する(株)松屋菓子舗が今年11月12日、破産手続申請の準備に入った。惜しむ声が高まるなか、唐突とも言える決断には疑問の声も上がっている。
○二転三転した通知
○論争で正当性が再評価
○あっけない幕切れ
■特集・押し寄せる淘汰の波
《クローズアップ》
全株無償譲渡という厳しい結末 老舗菓子店のお家騒動の真相
(株)さかえ屋
福岡県飯塚市の老舗菓子製造業の(株)さかえ屋の旧経営陣による粉飾決算の記事が西日本新聞にスクープされたのは、10月5日。その後、各紙でも報じられ、批判の矛先は粉飾を容認した前社長の中野利美氏に向けられた。「粉飾については、事実だが、新聞では報じられなかった事実が多くある」と、中野氏は弊誌の取材に応じ、くすぶる胸の内を明かした。
○経営責任を取り全株無償譲渡
○土下座強要発言 行員の行き過ぎた行動
○事実なら重大なコンプラ違反か
■特集・押し寄せる淘汰の波
《倒産を追う》テレビ通販の草分け的存在 「日本直販」の総通が破綻
(株)総通
「日本直販」として知られるテレビ通販の老舗企業㈱総通(大阪市中央区、喜多俊憲社長)が11月9日、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、大阪地裁より同日に保全命令を受けた。負債額は約174億9,320万円。最盛期には約525億円の売上高を誇った同社だが、粉飾決算の疑惑もあり、倒産に至るまでの要因は多岐にわたっていた。
○ヒット商品続かず経営悪化
○粉飾決算の疑惑も
○力量不足の代行社長
■特集・押し寄せる淘汰の波
《情報ファイル》
旧第一勧銀の不良債権の受け皿だった小野グループ3社が倒産
小野グループを率いる小野光太郎氏(80)は、多彩な貌(かお)を持つ。ドイツ連邦共和国名誉領事を始め、英、米、カナダで公職を務める国際人。F1レースにも使われる高級ホイールをつくる実業家。また、あるときは投資家であり再建屋。旧第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)の不良債権の受け皿を担ってきたことは、よく知られている。その小野グループの中核3社が倒産した。倒産には、旧第一勧銀との腐れ縁が影を落としていた。
○10年間にわたる粉飾決算
○第一勧銀の不良債権の受け皿
○ニッセキハウスの負の遺産
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