創業者応援団フォーラムが11月27日、福岡市・西鉄ソラリアホテルで開かれ、福岡市が成長性の高い事業計画を持つ創業者をサポートするステップアップ助成事業(創業者育成補助金)の授賞式があった。
最優秀賞には、ウェブサイトに埋め込むビデオチャットシステムを提供するグルー(株)の迫田孝太代表、経年賃貸ビルのストック再生・ビンテージビル創出事業の(株)スペースRデザインの吉原勝己代表が選ばれた。奨励賞の受賞者は、インターネット動画ニュースサイト「QBC九州ビジネスチャンネル」を使った広報戦略を提案する(株)TMエンタープライズの杉本尚丈代表、ソーラー発電夜光パネルを開発した(株)パナックスメディアの甲斐久幸代表、和紙で組み立てるインテリア照明「コハルライト」を開発・展開する(株)アジアン・マーケットの安武一征代表。
ビジネスプラン評価委員の古賀光雄氏(古賀マネージメント総研(株)代表)が講評を述べ、「受賞者は、創造力をビジネスチャンスに結びつけているのが共通」「地域に根付いている事業かどうかも審査のポイントだった。今後も成果を収めてほしい」と期待した。
授賞式のほか、受賞者によるプレゼンテーションと講演会があった。講演会では、(株)一蘭の吉冨学代表が「弱者が強者に勝つための戦略」として、記憶に粘りつく企業イメージをつくる方法、心得、社長の器・能力、マネージメントについて話した。
同フォーラムは、創業者と創業者応援団の支援者との交流や創業企業の紹介を目的とした創業者フェアの一環。主催は、福岡市、福岡市創業者応援団、福岡商工会議所。
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