我々取材班は沖縄県で取材を行なう際、レンタカーを借りたが、ガソリンスタンドに立ち寄り気付いたのは県外よりもガソリンが安いことであった。
11月17日、我々が給油したスタンドでは1リッターあたり130円。その後、調べると県内には1リッター120円の給油所も存在した。当日夜に帰福後、福岡県内のスタンドに立ち寄った際、1リッター148円であった。比較すれば20~30円の差があることになる。
業界関係者によると、沖縄県はガソリンにかかる税金が安いため、販売価格も安いとのこと。県外でガソリンを月1万円(リッター148円換算で約67リッター)使うとすれば、沖縄では同額で最大83リッター使えることになる。よって物価が割高であっても買い物にかかる諸経費は少なくて済むことになる。軽自動車の保有比率が全国トップクラスというのも頷ける。
だが、元々鉄道がなく、バスと自動車が主要な交通手段であるため、慢性的に交通渋滞が発生していた。特に朝と夜の渋滞は驚く話ではないという。
都市部での慢性的な渋滞を解消するために2003年8月に沖縄都市モノレール「ゆいレール」が開通。那覇空港と首里城を結ぶライン(約13km)で県外都市の地下鉄のように朝から深夜まで約10分間隔で走り、渋滞緩和に一役買っている。また、小売店を含めた一部の商業施設はモノレール駅に隣接する形で営業している。これは次回触れることにする。
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