NET-IBでは、SNSやブログで情報発信を行なっている、佐賀県武雄市長の樋渡啓祐氏のブログを紹介する。
今回は、市長、副市長、担当課で議論を行なっている様子などについて掲載している。 11月29日午後11時13分のブログは以下の通り。
正三角形が最後は点になる
今日は取材、来客、その合間を縫うように、案件によっては副市長を交え、ひたすら打合せ。
防災FM、スポーツ施設、ベンチャーキャピタル、図書館、管理職手当など。
私の案に対して、担当課が反論ある場合は、対案。それに対して、私が修正案。担当課がまた再修正案。そして、副市長が現実的なアプローチ。
大体、僕が「市民にとってこれは理想の案だ。」、担当課が「実現されるにはこれが現実的だ。」、これに対して、副市長が、「そもそも、市長の案は、必要なのだろうか。その財源はどうするのか。」と、モノによっては1時間くらいかけて、どんどん、議論をぶつけて、正三角形が、最後は点になる。
そういうスタイルをとっています。市民病院の民間委譲も、CCC×図書館も、全て、このスタイルです。喧々諤々、万機公論に決すべし。その際に、僕らが心がけているのは、当たり前ですが、必ず論点を整理すること。言いっ放しにはならないようにしています。
そして、我々の原案を、場合によっては市民、そして、議決機関である市議会に徹底的に叩いてもらいます。そして、決まったことであっても、大枠は変えずに、民意を採り入れ、どんどん修正していく、そのスタイルです。
Twitterなどで、ストーカーみたいな人たちが、あーだこーだ言っている場合もありますが、それでも、良い意見は意見として採り入れています。言い方を変えれば、誹謗中傷はブロックしますが、批判は受け入れます。今日は、韓国からもお客さんがお越しになったので、僕らの意思形成過程をお話ししました。一部目が点になっておられたのには、ご同慶の至り。また、いろんな出会いがあり、楽しい、充実した一日でした。
樋渡氏のブログはコチラ。
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