NET-IBでは、ツイッターを活用している橋下市長のツイートをまとめて紹介する。
橋下大阪市長の1日午前7時58分から午後3時10分までのツイートは以下の通り。
10年で卒原発言うのは簡単。しかし、どうやるのか?が一番重要。その検証議論が全くない。普天間の最低でも県外!というあの悪夢と同じです。
今政治が国民の皆さんに言わなければならないのは、原発から新しいエネルギー供給体制に変えていくためにどのように進めるのか?実行プロセスです。政治家は具体的工程表を自ら作れませんから、官僚組織にどのように具体的工程表を作らせるのか。工程表の中身ではなく、どのように組織を動かすかです。政治家が具体的な中身を全部喋れるわけがなない。しかしメディアはそこばかり問う。政治家は霞が関の組織を動かすマネージャーでもある。原発問題はまだ日本に具体的工程表がない。今政治家に求められるのは、その具体的工程表をどう作るのかの指示プロセス、組織マネジメント。手続き、段取り、手順だ。
再稼働を容認するなら10年で全原発廃炉は絶対にあり得ません。具体的工程表を持っていないので、こういう発言になります。
朝日や毎日がどれだけエールを送ろうとも結局完全廃炉の期限を今の政治家は誰も切れない。それは具体的工程表を誰も持っていないから。嘉田知事の10年は普天間の県外移設と同じ。
嘉田知事も認めるように、10年で完全廃炉はメッセージとのこと。これは責任ある方針ではない。結局10年廃炉の具体的工程表がないまま、10年完全廃炉と言い切った。僕は工程表を今持っていないので、具体的な年限を今の段階で切るのを止めた。物凄い批判を受けているが工程表がない以上仕方がない。完全廃炉の具体的な年限を別とすれば、嘉田知事の主張も、僕の主張も全く同じ。原発や使用済み核燃料のルールを作り直し、電力市場の自由化を進める。この方針で官僚組織に具体的工程表を作ってもらう。シミュレーションをする。そしてどれが一番良いのか選択する。これが政治行政のプロセス。
具体的工程表やシミュレーションもなく、先に10年後に完全廃炉と言うと、様々な現実的な課題を突き付けられると答えられなくなる。
未来:嘉田氏が原発再稼働容認「政府の判断あれば」- 毎日jp(毎日新聞)
朝日新聞デジタル:未来・嘉田代表、原発の再稼働容認「安全性担保なら」 - 政治
どれだけ朝日や毎日に焚き付けられても、具体的工程表ができるまでは我慢。
ただ飯田哲也さんから、維新の会は選択肢でないと言ってきたのです。これは選挙。戦です。飯田哲也さんは以前の大阪府教委のように超えてはならない一線を越えてしまいました。
僕は大阪府市エネルギー戦略会議が取りまとめをするまで年限を切る政治方針は出せません。行政的な議論を踏んでいないからです。これが政治決定です。その取りまとめの責任者である飯田哲也さんが、維新の会は選択肢でないと公言するのは一線を越えています。今回いつ0にするのか年限を切っていませんが、先進国をリードする脱原発依存体制の構築として何をしなければならないのかのロジックは飯田哲也さんの論理を使っています。原発ルールの再構築。ここは石原さんも了解。あとは具体的なシミュレーションを踏まえて決定しようと。
新しいエネルギー供給体制を構築する工程表を作るのは古賀さんはじめ専門家の皆さん。霞が関の官僚組織もフル稼働してもらいます。具体的工程表が確定すれば、それを方針決定します。大阪都構想もそうでしたが具体的工程表を行政組織に作らせるのも一定の政治勢力が必要。飯田哲也さんがどのような政治発言をするのも特別顧問のルールの範囲内なら結構です。しかし今の段階で具体的工程表がないから、僕らは年限を切らなかった。それをもって特別顧問の立場で維新の会批判をするのは、おかしいと思います。
今回府市エネルギー戦略会議では核燃サイクルを止めた場合のプルトニウム問題は議論に上がっておりません。まだまだ議論を詰める必要があります。僕の思いは変わっていません。日本を強くするために自然エネルギーで国家運営していく方向を目指す。
その僕の方向性は、具体的な実行できるのか。普天間の最低でも県外移設にならないように、具体的な工程表を専門家の皆さんに作ってもらわなければなりません。それができて、初めて方針決定できます。今の段階ではどの政党も具体的工程表を持っていません。
大阪府市の事情で府市エネルギー戦略会議が延びたことはお詫びします。しかしこれは府議会、市議会マターで、条例の欠缺を指摘されたからです。府市ともに条例を制定しました。年明けから再開可能です。また府市の事務方に加え霞が関も参加してもらわないといけない。
朝日、毎日新聞をはじめ、大手メディアがいかに現実の政治行政プロセスを知らないか。具体的工程表は官僚組織にしか作れない。そして官僚組織を動かすためには、一定の政治勢力を獲得しなければならない。官僚組織は政治によって動かされるので当たり前のことです。
いずれにせよ、飯田哲也さんは、自分の思いを進めるために未来の党とタッグを組むのは構いませんが、維新の会批判に来れば、こちらも徹底して反論、対抗します。これが政治の世界です。府市エネルギー戦略会議を政治に用いることはしません。ですから飯田さんは、そのまま留任です。
新幹線駅を止めたり、伊丹廃港を唱えたりするのは具体的工程表は要りません。叫べば良いのです。しかし嘉田さんと一緒になって止めた大戸川ダムは、1年以上、検証、議論を詰め、最終中止決定したのです。実際に工事を止めて水害が生じたらえらいことになりますから。
古賀さん、政治の場はやるかやられるか、生きるか死ぬかです。勝たなければ自分の思いを実行できないのです。飯田さんが当事者となり、維新批判をする以上、僕は徹底して応戦しなければなりません。ご理解を。第三者としての古賀さんのその他のご意見は承りました。感謝。
資質かどうかは分かりませんが、方向性と実行力が最も重要です。政治家は行政が作る具体的工程表など作れません。
毎日新聞は感情的に反橋下ですから。毎日新聞もこっちには具体的工程表を示せと言いながら、自分たちは具体的検証も何もなく主張。日本のメディアの質が問われます。
そうですか、こちらは三条から長岡、今、富山向かいです。その後金沢入りです。激しい論戦が真実を生みます。お互いに頑張りましょう!
ここを僕は2030年代にできないかと考え工程表作成を指示しています。案が出てきてからもちろん検証議論をします。
ですからシミュレーション検討をします。今年8月の国家戦略室の3シナリオを分析する限り、可能性はあると踏みました。ゆえに具体的工程表作成を指示しました。
具体的工程表がないからこうなります。再稼働をして10年後に全原発完全廃炉は完全に論理矛盾。嘉田さんの10年後完全廃炉は普天間の最低限県外!化。
Twitter:橋下徹 (t_ishin) より引用(原文ママ)
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