<武雄へおいでよ!!>
まず、今、武雄市(佐賀県)で流行っていると思われる歌を紹介しよう。
《武雄は良いとこよ!!食べ物は美味いし水も美味い。人は人情味溢れているよ。自然環境は抜群、緑は一杯ある。温泉もあるでよ。猪もいつも目撃されるほど多い。子ども育成には最高の場所!!何せ福岡から車で1時間と交通の便は素晴らしい》――が1番の歌詞だ。このように歌われるほど、現実に、武雄市の広告塔・樋渡市長のフェイスブックに共鳴して若者たちが転入してきている。これは画期的なことだ。
2013年の樋渡市政は、《ホップ・ステップ・ジャンプ》の《ホップ》の仕上げの段階に突入することになるそうだ。冒頭の仮設流行唄を現実に置き換えると、下記のようになる。
《自然環境に恵まれた武雄の地で起業されませんか!!ベンチャー企業を歓迎します。武雄市はできるだけのサポートをさせて頂きます》となる。
ベンチャー企業の起業であれば、若手の経営者である。地元に企業がたくさん増えれば、雇用が生まれる。当然、働く人たちは皆若い。家族の営みをするようになれば、子どもも生まれる。人口が増えれば地域は活性化され、将来が明るくなっていく。どこの地域も衰退しているなかで、こうなれば画期的なことになる。
<事業支援【100億円】ファンド構想>
樋渡市長は、「この武雄市における起業を志す初心者の企業家たちが成功する確率を高めるには、どういうインフラ整備が必要か」と自問自答した。また、関係者の助言を仰いだ。
結果、共通している難題は【資金調達の悩み】であった。問題トラブルが鮮明になると、樋渡市長は解決に向けて迅速かつブルドーザー並みの突進力で突き進む。すぐさま解決案を見出した。「事業資金のサポートをすれば、問題解決できる」という結論だ。
やるからには、中途半端ではいけない。【事業支援100億円ファンド】を実現化する構想は話題になる。1社1億円でサポートしても、100社に助っ人できる。人口5万人の町にいっきに100社も起業されたら、雰囲気が一挙に変わる。永く住んでいる地元住民たちこそが、一番「樋渡市長はとてつもないことをやる市長だ。これで50年前当時の最盛期の活況が蘇る。ありがたや、ありがたや」と感謝するであろう。また彼らは、元気を取り戻すはずだ。
樋渡市長はフェイスブック学会の会長を兼ねている。先だって武雄市でフェイスブック学会を開催したばかりである。フェイスブックを活用して、樋渡市長は広告塔に徹している。ネットでの情報発信を通じて、経済界の人脈を広げている。ソフトバンクの孫オーナーとの関係は、非常に緊密な関係にある。だからこそ【事業支援100億ファンド】集めの目算は立てられているであろう。今まで、このようなケタ違いの首長にお目にかかったことはない。
このベンチャー資金は、貸すのでなく貸与の方向で検討しているそうだ。「与えるのであれば、我々の鑑定力が問われてくる。この能力を緊急に養成してできるだけ成功させる確率を高めなければなるまい。多少の失敗を恐れていては始まらない。たくさんの企業が成功すれば、税収が増えてくる。プラス思考で対処したい」と、必殺技を披露してくれた。
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