5日、福岡市博多区の福岡国際会議場で「親日のカンボジア進出お手伝いセミナー」が開催された。
近年、著しい発展を見せるカンボジアの首都プノンペンに日本国内流通最大手のイオングループが2014年にイオンモールを出店することとなったことを受け、イオンカンボジアのリーシングデパートメントゼネラルマネージャーの簑原邦明氏にイオングループからみたカンボジア市場の話、カンボジアでの今後の展開について、講演が行われた。
講演のなかで「カンボジアでは、インターネットやスマートフォンも普及してきており、外国の情報に触れる機会は多いが、カンボジア国内では物を購入する場所がない」と指摘。イオングループが駐車場付きのモール型の大型店舗を出店することで、カンボジアに新たな消費スタイルを提供できることに自信を見せていた。
後半にはカンボジアマーケティングコンサルタント所長の大谷賢二氏が講演を行ない地雷撤去活動など長年カンボジアにて活動するなかで感じた、カンボジアの現状やビジネスをする上でのメリットなどについて語った。
講演のなかで大谷氏は、「成長しきってしまえば、ビジネスチャンスは減るが、カンボジアは著しく経済発展しているここ3年がチャンス」などと話した。蓑原氏、大谷氏の話に来場者の多くはメモを取るなど熱心に聞き入っていた。
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