学校法人グリーンコープ運営する「香椎照葉幼稚園」が来年(2013年)3月までに福岡県から認可される予定であることがわかった。
「香椎照葉幼稚園」の前身は、公立大学法人 福岡女子大学の同窓生が設立し、運営していた学校法人筑紫海学園 香椎幼稚園。同大学の敷地を借りる形で設立から50年以上、地域密着型の幼児教育を続けてきたが、同大学の建て替え工事にともない借地を明け渡すため、2012年3月に閉園した。
閉園が決定された2009年、香椎幼稚園に子どもを通わせていた保護者が、同幼稚園の教職員・卒園生、地域住民とともに9月から存続を訴える運動をはじめた。同年11月には、存続を願う約6万人の署名を集め、福岡県議会へ請願を提出。その後も配布物などで香椎幼稚園の教育内容などを伝え、存続運動を展開したが、閉園の決定は覆らなかった。
その後、存続を願う声に賛同したグリーンコープ連合が、新たに学校法人を立ち上げ、福岡市東区のアイランドシティーに「香椎照葉幼稚園」を新設。香椎幼稚園の教職員を雇用し、存続運動を行なった保護者たちの意見も取り入れながら、長年高い評価を受け続けてきた地域の幼児教育を存続した。
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