<地域密着型のサービスを提供、お客さまと二人三脚で歩んだ道のり>
糸島地区トップのゼネコンである(株)へいせい。「福祉・環境・建設」の3本柱を掲げ、関連会社らで一大グループを形成。住宅建築をはじめとした建設業、スポーツクラブや老人ホームの運営を手がけるなど、建設業にとどまらない多角的な展開により、総合企業グループとして高い知名度を有している。
同社は、1947年8月に現会長である金城一夫氏が土木工事会社としてスタートを切った。70年1月に金城建設(株)として法人化、89年1月に平成建設(株)へ商号を変更した。建築分野には、92年4月の住宅事業部(へいせい木の家)発足により参入し、同年10月に西原幸作氏が代表取締役に就任している。西原氏の代表就任以降は、強固な基盤を形成していた土木工事業に加え、建築分野にも本格進出。99年4月には、リフォーム事業部(へいせいハウス)を発足させ、建築分野のさらなる強化を図っている。また、賃貸管理や資産運用など、多岐にわたるお客さまの要望に応えられる体制づくりを進めてきた。
10年1月には、糸島地区の市町村合併を機に現商号へ変更。この変更は「類似商号の会社が存在したことと、購買層の子どもまでターゲットを拡大していく」という理由によるもの。お客さまの生活する戸建住宅建築から、手厚いアフターサポートに至るまでを手がけてきた。グループ企業で運営する他業種の施設も、すべて地域に根付いたサービス提供という一貫した考えのもと行なわれている。戸建住宅だけでなく、従来からは縮小したとはいえ、行政より表彰されるなど高い技術力を有する土木部、6,000件を超える施工実績を持つリフォーム事業部など、お客さまに対して提供可能なサービスの幅は着実に広がってきたと言えるだろう。
<社員の幸せはお客さまの満足に、人材教育が生んだ徹底したお客さま目線>
戸建住宅建築を中心とした同社に評価が集まるのには、わけがある。それは、お客さま目線を最重視した営業、商品づくりを行なっていることだ。今や同社を支えるまでとなった木造戸建住宅『へいせい木の家』ブランド。1坪当たりの低価格を売り出しの材料として利用、多数のオプションによる予算外の出費が出ないなどといった、お客さまにとってわかりにくい住宅価格の要素を徹底的に排除した。「コミコミ価格」と呼ばれるのは、建物価格にオプションなどの全料金を含むため。計画段階と実際に支払う金額に大きな相違が出ることはなく、安心して頼むことができる。また、直接施工であることからコストも膨らまず、長年の施工実績から良質の住宅ができ上がる。『へいせい木の家』は、対外的な広告をあまり出していない点もポイントだ。広告という費用をかけるのであれば、それを廉価な商品価格として反映させようというお客さま目線の考えがあるからだ。このようにして、お客さまと施工会社との身近さ、地場業者だからこそ可能な臨機応変さが、大手ハウスメーカーではなく同社が選ばれる理由となっている。
お客さま目線の考え方は、同社の行動指針からもうかがえる。「一、常にお客様の立場に立って熱意と誠意をもって行動します」「一、常に『感謝』と『おもいやり』の心をもって明るい職場をつくります」「一、常に問題意識をもって仕事に創意と工夫を凝らします」。
これらの指針は、長年にわたって行なわれてきた研修や講習会で、社員に受け継がれてきた。また、同社は「社員の幸せを実現する」ことを経営理念に掲げている。これは、人生のうち大部分を占める仕事の時間を幸せに思えるようになれば、その先にいるお客さまの満足につながると考えるからだ。こうした考えのもと、同社はただの良い会社ではなく、一貫してお客さま満足を追求する、つまり同社にとって当たり前のことを当たり前にやることができる「強い会社」を目指している。
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<ワンポイントPR>
建設業に限らず、多彩な事業を手がけることにより、地域発展に貢献。徹底したお客さま目線による展開が、多くの特命受注につながっている。
<COMPANY INFORMATION>
■(株)へいせい
代 表:西原 幸作
所在地:福岡県糸島市前原西5-1-31
設 立:1970年1月
資本金:1億円
TEL:092-324-1111
URL:http://www.heisei-g.co.jp
<代表者 Profile>
西原 幸作(にしはら・こうさく)
1948年9月生まれ。71年4月、同社入社後、73年8月、取締役に就任。92年10月に代表取締役に就任(現任)。
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