きょう(10日)、昨年4月に提起された博多織工業組合(福岡市博多区、寺嶋貞夫理事長)を原告、日本和装ホールディングス(株)(東京都千代田区、吉田重久社長)を被告とする、商標権侵害などをめぐる裁判の判決が下された。判決内容は、原告の訴えを棄却し、訴訟費用は原告負担とするもの。事実上、日本和装HDの勝訴と言える内容だ。
当該裁判をめぐっては、同社が展開する「博多帯」ブランドが福岡の伝統工芸品「博多織」の商標権を侵害しているかどうかが主な争点だった(両者の主張については、下部の関連記事リンクを参照)。
今回の判決について日本和装HD担当者は、「我々はあくまで地域産業の振興として『博多帯』を展開しております。ともに、博多織の伝統を守っていければと思っています」とコメントしている。
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