10日、福岡市中央区天神で、日本未来の党・谷亮子参院議員が、衆院選・福岡2区で立候補した同党新人候補を応援する街頭演説を行なった。急きょ決まった日程で、告知不足が懸念されるなか、谷氏の姿を目にした人々が足を止め、寒空の下、約100人の聴衆が集った。
地元・福岡での街頭演説、谷氏は約20分に渡って党の政策を語った。「生命と生活をしっかりと守っていきたい」という谷氏は、「突然の解散は、民主党、自民党、公明党の3党談合密室政治による消費増税の行き詰まり解散」として「消費増税をするかしないのかを決めるのは国民のみなさん」と消費増税反対を訴えた。続いて、10年で原発ゼロにもっていく「卒原発」について演説し、女性の社会進出を促すための子ども1人あたり中学卒業まで年間31万2,000円の手当支給、その一部が保育施設などで使える「子育て応援券」であるとの説明を行なった。
「国民の声が届かなくなった今の政治は変えなければならない」と、支持を呼びかけた谷氏はその後、新人候補とともに天神市街を練り歩いた。練り歩きには脱原発を訴える市民グループも同行。年末商戦で賑わう街のなか、谷氏の姿に行き交う人々は世代を問わず足を止め、握手や写真撮影を望む姿が何度も見られた。マスコミで苦戦が報じられている日本未来の党。福岡で谷氏のテコ入れがどう働くか。16日の投開票へ向けて、選挙戦は激しさを増していく。
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