阿部商事(株)
関連会社と合併、解散へ
トーヨーケミカル(株)
財務面の改善が課題
■麺類製造販売ほか(福岡)/西興食品(株) ほか1社
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約4億6,000万円
代 表 : 永田 和明
所在地 : 福岡市博多区吉塚4-12-25
設 立 : 1990年12月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (11/12)約4億5,000万円
12月5日、同社および関連会社の(株)ケイアーバン(同所、同代表)は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は八谷戦太弁護士(國武綜合法律事務所、福岡市中央区大名2-4-30、電話:092-712-6666)。負債総額は同社が約4億800万円、ケイアーバンが約5,200万円、2社合計で約4億6,000万円が見込まれる。
■内装工事ほか(福岡)/(株)ヒット・ワイ
【続報】債権者判明 負債総額 約2億8,200万円
代 表 : 山田 廣和
所在地 : 福岡市早良区四箇6-4-6
設 立 : 1987年1月
資本金 : 2,000万円
売上高 : (11/12)約2億6,000万円
弊誌11月15日号「モルグ」にて既報の同社の債権者が判明した。同社は11月28日に福岡地裁より破産手続開始決定を受けていた。破産管財人は菅藤浩三弁護士(菅藤法律事務所、福岡市中央区荒戸3-2-64、電話:092-725-8777)。負債総額は約2億8,200万円。
■産業廃棄物処理ほか(長崎)/(株)マツダクリーンサービス
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約13億4,600万円
代 表 : 松田 勝己
所在地 : 長崎市新戸町3-25-3
設 立 : 1978年5月
資本金 : 1,500万円
売上高 : (12/3)約6億700万円
12月3日、同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は石橋龍太郎弁護士(塩飽志郎法律事務所、長崎市万才町6-11、電話:095-824-2333)。負債総額は約13億4,600万円が見込まれる。
■金属工作機械・部品製造(熊本)/(株)湖東製作所
受注不振 破産手続開始決定 負債総額 約11億円
代 表 : 萱本 久仁夫
所在地 : 熊本市南区城南町鰐瀬1808-25
設 立 : 1973年2月
資本金 : 3,600万円
売上高 : (12/8)約2億800万円
12月3日、同社は熊本地裁に破産手続きを申請し、同7日に開始決定を受けた。申請代理人は三藤省三弁護士(三藤法律事務所、熊本市中央区花畑町1-7、電話:096-355-0310)。破産管財人は三浦宏之弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本市中央区草葉町4-20、電話:096-324-1070)。負債総額は約11億円。
■経営教訓シリーズ
新しい経営者をサポート 不動産業から中洲を活性化
ライン不動産(株) 代表取締役 村上 剛 氏
西日本最大の歓楽街・中洲の不動産業を営む、ラインビルグループ・ライン不動産(株)が、今年9月、社屋を中洲2丁目に移転した。ほぼ同時に新社長に就任し、新生・ライン不動産の舵を取るのが村上剛氏である。今回は、新社長としての抱負と中洲の景況をふまえた事業展開について、村上社長を取材した。
○斬新なアイディアでニーズを創出
○地域とともに発展する中洲の不動産会社へ
■経営教訓シリーズ
法的決着つかず混迷続く なぜ改革は進まなかったか
小倉記念病院に立ち込める暗雲 ― (4)
延吉正清理事長・病院長が"神の手"を持つ天才心臓内科医として長年にわたり君臨してきた、平成紫川会小倉記念病院(北九州市小倉北区)。法的争いに発展していた同氏の辞任問題は、新たな段階に入った。72歳という高齢、心臓カテーテル治療の手技の衰え、ワンマン体制への不満、求心力低下、向精神薬不正入手の疑い...。辞任の背景に噴出したさまざまな問題は、財団と病院の改革を求めていた。
○仮処分棄却決定 辞任の意向は認定
○レンドルミン不正入手 延吉氏が認める
○ワンマン体制への批判 新病院建設で前院長去る
○中止になった住民説明会 延吉氏「清水とはやらん」
○病院改革の波が起きたのに なぜ仮処分申請は遅れた
○国民の信頼確立へ 情報をオープンに
■経営教訓シリーズ
省エネ塗料キルコート 特許は会社のものか、個人のものか?
(株)ライツインターナショナルの送り出す日本発の省エネ塗料「キルコート」。2006年に特許を出願し、『断熱方法及び断熱構造』(特許番号2006-141875)で特許取得に成功している。しかし、前社長・川手浩氏との間で、特許権の帰属をめぐって法的な争いに発展する可能性を呈している。前社長の川手氏は個人名義で特許を出願、取得したが、データ取りの費用などは会社が負担。果たして、特許は会社のものなのか、それとも個人のものなのか―。一方、中国では、反日デモでチャイナリスクが顕在化するなか、実証試験をクリアし、上海、北京の現地メーカーと提携。粛々と中国や東南アジアで売っていく手はずを整えている。遮熱だけでなく、冬にも使える保温に効果のある省エネ塗料。省エネや環境対策の機運高まる中国、とくに東北部の寒冷地で勝負をかける。
○被災地での仮設住宅の床に使用
○需要は中国の寒冷地にも チャイナリスクには対応を
○夏冬ともに効果のある強み
○環境性の高い"素材"が存在感増す
○特許権をめぐって法的争いも
○同じ特許出願番号が2つ存在する?
○データ取りの費用は会社が負担
○《解説》特許権 職務発明と通常実施権
■流通大競争時代
九州スーパーランキング 1位イズミ、2位コスモス薬品
「スーパー業界特別レポート2012~2013年版」から
半数近くが前年割れ―データ・マックスが近日発刊する、「スーパー業界特別レポート2012~2013年版」(収録90社)によると、九州地区の売上高100億円以上の54社のうち、増収が29社、減収が25社だった。当期純利益は30社が増益だった。売上高2位にコスモス薬品、3位にトライアルカンパニーが進出するなど、低価格業態が業績を伸ばした。消費者の生活防衛志向が強まるなか、業態間・企業間の業績格差が拡大している。
○増収は5割強の29社
○増収率実質首位はコスモス
○増収率上位は新興業態
○純利益でもDS進出
○厳しさ増す収益環境
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