<社会党時代からの蜜月関係に終止符>
12月16日の衆院選は自民党の圧勝に終わったが、福岡県内11選挙区すべてにおいて自民党が議席を奪取した。改選前は、8選挙区で民主党が議席を獲得していた。とくに福岡1区は、松本龍氏が部落解放同盟中央本部の幹部を務めていることもあり、「(部落)解放の議席」と呼ばれ、旧社会党時代から、自民党が候補者を立てても、勝てない選挙区とされていた。2005年の小泉旋風のなかでも唯一、民主党が議席を死守した。今回、元復興担当大臣を務め、党派を超えて広い支持層を有していた松本龍氏が落選したことで、福岡県の政治勢力図そのものを大きく変えることになる。
投開票直前14日の記事において、これまで松本龍氏を応援してきた建設業者のなかから、自民党支持へと旋回する業者が出始めていることを紹介した。
それでも他地区はともかく福岡1区は、支持基盤の連合系労組や部落解放同盟だけではなく、自民党系地方議員や公明党にも支持層が広がっていることから、今回も死守しきるのではないかと予測されていた。
しかし、結果はみんなの党の新人、竹内今日生氏にもおよばない大惨敗となった。いったい何があったのだろうか...(⇒つづきを読む)
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