＜企業経営を支える総合サービスを提供＞
　2012年６月、林田事務所は30周年を迎えた。同事務所は筑豊地方・飯塚エリアを中心とした福岡県内をはじめ、全国・海外の顧問先まで税理士業務、節税アドバイス、社会保険労務士業務、企業法務、経営指導、IT活用サポートなど、総合ビジネス支援サービスを手がけている。

　税理士で所長の林田俊一氏は、飯塚の地で1950年４月に生まれ、69年福岡県立嘉穂高校卒業後、国士舘大学法学部法律学科に進学。同大学院経済学研究科修士課程を修了したのち税理士の資格をとり、82年６月、新飯塚で税理士事務所を立ち上げた。83年、社会福祉法人庄内福祉会監事に就任。84年11月に現在地へ事務所を移転している。
　主軸の税理士業務では、税務顧問、決算・確定申告サポート、記帳代行サービス、相続税対策、事業承継対策など幅広い税務サポートを行なっている。とくに税務署による「税務調査」への対応は、すべての経営者が不利な課税を生み出さないよう苦心する部分。同事務所の長年の経験を生かし、普段からの備えをどのようにすれば良いか、専門家としてアドバイスしている。
　また、企業が必ず抱える問題の1つである労務管理についても、社会保険労務士や行政書士を擁する同事務所の得意分野。94年５月に社会保険労務士の資格を持つ妻・眞貴子氏を所長として林田社会保険労務士事務所を開設。労務は税金の問題とも絡む複雑なテーマであるがゆえに、総合的な経営支援サービスの能力がいかんなく発揮される分野である。

　07年４月、関連会社の（有）ニューコンセプト（95年７月設立）でTaxHouse事業を開設。全国統一ブランドの会計サービスを導入し、さらなる会計業務の強化を図っている。

＜海外に目を向け、日本を客観的に見つめる＞
　06年９月に飯塚倫理法人会会長、07年７月に穂波ライオンズクラブ会長という公職を歴任してきた。「筑豊地区の精神的インフラをつくっていきたい。そうしたことを訴え続けていきたい」という、モチベーションの高い地域づくりを目標としている林田所長の想いがそこにあった。

　林田所長は海外への関心を高めており、実際にアメリカや台湾、カンボジアなどにも視察に出かけている。「国内でじっとしていてはいけません。日本から外を見つめるのではなく、外から日本そして飯塚を見つめる必要があります。息子が後継者としてしっかり跡を継いだあとは、私自身は海外を舞台にして活動したいと考えています。『これからはアジアの時代』と言われて久しいですが、言葉などはそのつど覚えていけば良いと思っています。何よりもまず、行動に移すことが大事です」（林田所長）。

　こうした考えの背景には、もちろん林田所長の「トップセールスマンとして自分が成長しつづけなければいけない」という想いもあるが、「我々の中心顧客である中小企業が海外進出するとき、いつでもアドバイスできるよう情報収集と組織体制の構築をしておきたい」という、顧客目線の戦略が大前提にある。旅行気分で行くのと、実際に現地で仕事をするのとでは、アプローチの仕方がまるで違う。そう意識したうえで人から話を聞き、現場に自ら赴く姿勢は、30年という月日のなかで培われた、徹底した顧客・現場主義に基づいている。

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＜COMPANY INFORMATION＞
■林田事務所
代　表：林田　俊一
所在地：福岡県飯塚市椋本509-5
設　立：1982年６月
ＴＥＬ：0120-742-733
ＵＲＬ：http://www.new-concept.co.jp/

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