中国大手のソーシャルネットワークサービス「新浪微博」(通称:中国版ツイッター)がこのほどEコマースの分野に進出し、話題を呼んでいる。地元メディアによると、ソーシャルメディアを使って商品を告知し、認知してもらったあと、ECサイトで買ってもらい、決済システムで支払いまで済ませる仕組みを新浪微博が開発したという。
このシステムは「微博銭包」(日本語でお財布ウェイボー)といい、ものを買うだけでなく、電気代やガス代といった公共料金の支払いもできるという。21日には、同社が新しいタイプの中国製スマートフォン(小米携帯)を発売したが、5万台をわずか5分少々で完売させたという。その後も順調に予約が入り、たった1日で、130万件の予約を受注したという。
新浪微博は、2012年初旬の数字で、13万件以上の企業アカウントが登録されていて、微博を通じて、多くの企業が販促プロモーションを行なっているという。そして、中国人を中心に2億5,000万人が企業アカウントをフォローしているという。あるデータによると、ネットユーザーの47%は微博でビジネスや企業の商品情報をクチコミを利用しているといい、30%のユーザーがお得情報を探しているということで、ECシステムの導入は、中国のネット業界に革命をもたらす可能性を秘めている。
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