大分は百貨店トキハが2012年9月、テナントにしまむら(百貨店に初出店)を入れた。苦戦が伝えられる百貨店業界のなかで生き残りに向けた動きが垣間見える。また、13年3月には大分市にミスターマックスがスーパーセンターを開設。地元でも話題になっている。
宮崎は、トライアルカンパニーが12年7月に小林店(小林市)、同年11月に三股店(北諸県郡三股町)の2店舗を出店。共にスーパーセンター業態で売上は好調と聞く。トライアルは宮崎3店舗となるが、今後県内で積極出店となれば、他店にとっては脅威に。
鹿児島は2011年に出店を始めたセブンイレブンが現在、県内100店舗をゆうに超す。驚異的な出店ペースは小規模スーパーにとっては脅威となっている。
セブン以外ではディスカウントストア勢の進出が目立つ。12年3月には熊本の鮮ど市場、ドン・キホーテ1号店が県内初出店を果たした。地場ではニシムタが既存店二店舗を移転増床オープンしたことが話題となり、うち一店舗は24時間営業に。
また、県内では地場老舗スーパーのまるいストアが12年9月30日をもって県内11店舗を閉店し、破産。今年は小規模スーパーの倒産はあったが、九州圏内においてスーパーの倒産が少なかったため、まるいストアの倒産(負債約17億円)が業界内でクローズアップされた。
沖縄は最大手のサンエーが12年7月に宜野湾市にGMSの宜野湾コンベンションシティを開設。イオングループに属するイオン琉球も同年11月にマックスバリュ南城大里店を開業した。沖縄は両社が中心となり、積極出店が続いている。
≪ (前) |
<日刊マックス流通のご案内>
日刊マックス流通は沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームでお申し込み下さい。
※記事へのご意見はこちら