(株)ジョイフルサンショッピングプラザ
急がれる後継問題決着
日本生科学(株)
新事業の失敗で2期連続の赤字に
■セラミック加工(福岡)/(有)IPF
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約2億2,800万円
代 表 : 佐藤 孝一
所在地 : 福岡市東区松島1-10-4
設 立 : 2004年11月
資本金 : 300万円
売上高 : (12/5)約1億2,000万円
12月19日までに同社は事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。担当は最所憲治弁護士(最所法律事務所、福岡市中央区大名2-2-12、電話:092-771-8002)。負債総額は約2億2,800万円が見込まれる。
■陶磁器販売ほか(佐賀)/(株)宝光堂
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 4億9,951万円
代 表 : 藤本 昌紀
所在地 : 佐賀県西松浦郡有田町南原丁80-19
設 立 : 1988年5月
資本金 : 2,000万円
売上高 : (12/5)約3億9,000万円
12月21日、同社は佐賀地裁武雄支部へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は最上次郎弁護士(山下・川 総合法律事務所、長崎市万才町3-13、電話:095-825-1314)。監督委員は福島直也弁護士(弁護士法人はやて法律事務所鳥栖事務所、佐賀県鳥栖市元町1246-6、電話:0942-87-3167)。負債総額は4億9,951万円。
■不動産(大分)/(株)若山
販売不振 破産手続開始決定 負債総額 約5億3,000万円
代 表 : 若山 東洋治
所在地 : 大分県中津市豊田町13-6
設 立 : 1991年9月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/8)約3,600万円
債権者申し立てにより今年8月9日に破産手続を申請した同社は、12月6日に大分地裁中津支部より開始決定を受けた。申請代理人は河野善一郎弁護士(城崎法律事務所、大分市城崎町2-1-5、電話:097-537-3092)。破産管財人は松田健太郎弁護士(まつだ総合法律事務所、大分市中島西1-1-28、電話:097-535-1515)。負債総額は約5億3,000万円が見込まれる。
■土木工事(宮崎)/富田建設(有)
債権者判明 負債総額 約5,300万円
代 表 : 長友 秀彦
所在地 : 宮崎県児湯郡新富町下富田1245
設 立 : 1978年5月
資本金 : 1,000万円
売上高 : (12/6)約5,600万円
11月22日に宮崎地裁より破産手続開始決定を受けていた同社の債権者が判明した。破産管財人は山崎真一朗弁護士(マリンバックス法律事務所、宮崎市宮田町10-25、電話:0985-27-8441)。負債総額は約5,300万円。
■特集・回顧と展望2012
公共事業の拡大は建設業界復権の起爆剤となるか
建設
2012年は建設業界にとって、まさに激変の1年であったと言える。東日本大震災によるインフラの重要性が再認識され、世論の風向きが変化しつつある。京都大学大学院教授の藤井聡氏の著書『公共事業は日本を救う』(文春新書)が注目を集めるなど、談合、癒着というマイナスイメージで語られ、メディアによるバッシングを受けてきた建設業にスポットが当たるようになった。さらに、喫緊の課題として、高度経済成長期に建設した道路や橋梁、トンネル、公共施設が老朽化し、国や自治体はその対策を急いでいる。はたして2013年はどうなるのだろうか―。
○見直されつつあるインフラ整備
○現場で働く職人が足りない
○官民連携による新たな公共事業
○2013年の建設業界は―
■特集・回顧と展望2012
再開発を中心に好調に推移 今後はリフォーム・リノベ市場拡大か
不動産
リーマン・ショックによる市場の冷え込みから、住宅供給は減少。不動産に対する需要は底堅いものがあるものの、資本力の小さな地場デベロッパーは金融機関による融資引き締めから物件供給が難しく、需要が供給を上回る状況が続いていた。2012年は金融機関が融資に積極的で、元来地場デベロッパーのシェアが大きかった福岡においても、マンション供給が加速。再開発を中心にマンション、戸建販売は好調に推移した。
○2012年の住宅市場は好調だった
○用地取得のための情報合戦
○世帯数減少から見るこれからの住宅市場
■特集・回顧と展望2012
衝撃与えたイケアの開業 「イオン福津」は最後の大型施設か?
流通
九州流通業界の2012年最大のトピックの1つが、4月開業したイケア新宮店。地元家具業界のみならず、周辺商業地図に大きな影響をおよぼしている。同じく巨大流通外資のコストコは来年夏、北九州市八幡西区に九州2号店を開設する。オーバーストア下での流通外資の攻勢は競争をさらに激化させる一方で、斬新な販売手法は国内業者に刺激にもなっている。
○ニトリは新店で対抗
○コストコ、14年ぶり九州に
○イオンモール福津がオープン
■特集・回顧と展望2012
職員がらみの問題などで大きく揺れた福岡市政の2012年を振り返る
市政
髙島宗一郎氏が市長に就任し、実質的な市政運用2年目となった2012年。この若き市長が矢継ぎ早に独自の政策を打ち出しつつ、過去からの積み重ねられた問題と対峙した年でもあった。加えて、職員がらみの問題が一気に噴出し、公務員としてのコンプライアンスが問題視された。今回は、今年の市政に大きく影響を与えたであろう事柄をクローズアップして、1年を振り返ってみる。
○問われる職員のコンプライアンス
○閉じられるアジアへのゲートウェイ
○行財政改革案 本当に大丈夫なのか
■特集・回顧と展望2012
環境未来都市・北九州市 2012年を振り返る
かつては鉄の町として国家を支え、現在でも県下第2の都市として存在感を示す政令指定都市・北九州市。「環境未来都市」として新たな成熟都市のかたちを示しつつある、北九州市の2012年を振り返る。
○産業界での撤退と発足
○大型イベントが多数開催
○暴追運動は道半ば
■クローズアップ
地域自立の試金石となるか 医療のまちづくり目指す飯塚市
かつて産炭地として隆盛を極め、エネルギー転換のなかで経済構造の変化を余儀なくされた飯塚市。新たな産業創出のために打ち出された「e‐zukaトライバレー構想」は現在、第2ステージの締めくくりを迎えている。その目玉として今年から本格的にスタートしたのが「医工学連携」である。
○400年の歴史のなかで
○炭鉱産業の副産物
○自立した経済力へ
■情報ファイル
橋梁工事の名門 サクラダはなぜ消えたのか
東京株式市場は、「国土強靭化」関連銘柄の人気で盛り上がっている。10年間に200兆円の公共事業が必要とする国土強靭化計画を打ち出した自民党が政権に復帰したことで、関連需要の拡大に期待が集まっているからだ。コンクリート橋梁トップのピーエス三菱を始め、駒井ハルテック、不動テトラ、日本橋梁、宮地エンジニアリンググループなどの橋梁銘柄は軒並み株価を上げた。だが、そこには橋梁工事の名門サクラダの名前はなかった。同社は11月27日、負債総額26億9,000万円を抱えて破産手続き開始を受け、12月3日に上場廃止になっていたからだ。名門はなぜ消えたのか。
○広島新交通システムでの橋ゲタ落下事件
○奇想天外な買収スキーム
○マネーゲームに翻弄された名門
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