アメリカの映画専門サイト「TC Candler」が毎年発表している「世界で最も美しい顔100人」ランキング。そのなかに中国系女性がたった3人しか選ばれていないことに、中国人のネットユーザーから不満の声が上がっている。
TC Candlerによると、1990年から毎年行なっているもので、世界の女優や歌手、モデルなどを対象としている「顔美学的な完成度」を評価したランキングだという。代々1位には欧米系の女性が選ばれていて、今回の1位もイギリス人女優のエミリア・クラークさんだ。2位にはフランス人女優のマリオン・コティヤールさん、3位にはアメリカ人女優のアレクサンドラ・ダダリオさんが選ばれている。
こうしたなか、世界でもトップの人口を誇る中国人からは、香港女優のダダ・チャンさんが44位で最高位、中国本土の女優、ジョウ・シュンさんが82位、台湾女優のバービー・スーさんが89位と3人がランクイン。これに対し、中国のインターネットユーザーからは、「中国人の美学が理解されていない」「(中国で絶大な人気を誇る)林志玲(リン・チーリン)さん、蒼井そらさんが入っていないなんて、許せない」などの声があがっている。また、中国系の大手マスコミもこの事態を大きく報じており、中国版ツイッター・微博でも多くのつぶやきが寄せられた。
ちなみに、日本人からは桐谷美玲さんが12位に初ランクイン、佐々木希さんが25位と順位を上げている。韓国人では、日本でも人気のグループ「少女時代」のジェシカさんがアジア人最高位の5位になるなど、100人中8人がランクインしている。人数やランクで、日本人や韓国人に負けたことが、中国人のプライドを傷つけたのかもしれない。
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