『兵庫の灘』、『京都の伏見』、『広島の西条』などと並ぶ酒どころとして有名な『福岡の城島』。同地は、筑後川の豊かな水や筑後平野で育まれる美しい大粒の筑後米、芳香を放つ日田杉、愛情こまやかな三潴杜氏の技量、水運の便利さなどの利点に恵まれたため、古くから酒づくりが盛んで、現在でも9つの蔵元がそれぞれ個性あふれるお酒をつくり続けている。
2月11日(月・祝)開催の今年で19回目を迎える『城島酒蔵びらき』は、そんな城島のお酒が一堂に会する日本酒ファンにとってはたまらないイベントである。
当日のメインとも言える、専用の"利き猪口"を使って行なわれる『城島の酒飲みくらべ』は、今年は会場を2つに分けてスケールアップ。"普通酒~本醸造酒クラス"を味わえる「城島総合文化センター(インガットホール)駐車場」会場と、"純米酒クラス""吟醸酒~大吟醸酒クラス"を味わえる「城島町民の森」会場に分かれる。
イベントではほかに、「角打ちコーナー」で気になる蔵元のお酒を個別に味わえたり、地元の野菜や手づくり味噌に隠し味の城島のお酒を使って仕上げられた『元気鍋』、城島ならではの特産品なども味わうことができる。また、代々歌い継がれてきた『筑後酒造り歌』の披露や『城島龍神太鼓』の演奏などのほか、各蔵元でもそれぞれ試飲販売やイベントなどの蔵ごとの催し物も開催される。
さらに、今年も昨年に引き続き、同時イベントとして『城島酒蔵びらき 満喫ウォーキング』(お問い合せ先:JR久留米駅、TEL:0942-32-2105)が開催される。
当日は、西鉄三潴駅、JR荒木駅からメイン会場、各蔵元をつなぐ無料シャトルバスが運行。また、西日本鉄道では『第19回城島酒蔵びらき記念きっぷ』(お問い合せ:西鉄お客さまセンター、TEL:0570-00-1010)として、西鉄大牟田線全駅(三潴駅、無人駅は除く)にて、『城島の酒飲みくらべ』の割引券が付いた各駅からの往復きっぷを販売する。
福岡が誇る城島のお酒を、思う存分に味わうことのできる年に1度のイベント。日本酒ファンのみならず、お酒が好きな方であれば、ぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。
■第19回城島酒蔵びらき
<日 時>
2月11日(月・祝)
午前9時半~午後4時半
<メイン会場>
町民の森(福岡県久留米市城島町楢津)
<参加蔵元>
・旭菊(あさひぎく) ・池亀(いけかめ) ・筑紫の誉(ちくしのほまれ)
・花の露(はなのつゆ) ・比翼鶴(ひよくつる) ・萬年亀(まんねんがめ)
・瑞穂錦(みずほにしき) ・杜の蔵(もりのくら) ・有薫(ゆうくん)
<主 催>
城島酒蔵びらき実行委員会
<共 催>
久留米市、久留米南部商工会、城島観光物産振興会
<お問い合せ>
久留米南部商工会
TEL:0942-64-3649
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