1月27日告示、2月3日投開票の福津市長選にともない、1月23日午後6時30分(開場は午後6時)から福津市中央公民館ホール(福津市手光2222番地、TEL:0940-43-2100)で「ローカル・マニフェスト型公開討論会」が開催される。主催は、公益社団法人 宗像青年会議所。参加費は無料。
ローカル・マニフェストとは、地方自治体の首長選挙において、候補者が有権者に対して約束する、具体的な施策の内容、実施までの期間、財源、数値目標、工程表などが明示された公約のこと。2003年当時、三重県知事であった北川正恭早稲田大学院教授が地方自治体への導入を提唱し、その後全国の自治体に普及した。北川氏はローカル・マニフェスト推進ネットワークの現代表を務めている。
ウミガメの産卵地でもあり、夏は多くの海水浴客で賑わう美しい海岸、開運商売繁盛の神社として毎年220万人以上の参拝客が訪れる宮地嶽神社、ユネスコの世界遺産暫定リストに登録された「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の1つである国指定史跡「津屋崎古墳群」など、自然、歴史、文化を兼ね備えた福津市。最近では、商業施設の集積が進み、12年4月には「イオンモール福津」が開業するなどし、福岡都市圏のベッドタウンとして人口が増加傾向(10年約5万5,000人から12年末時点で約5万7,000人)にある。
05年に旧福間町と旧津屋崎町の対等合併によって「福津市」が誕生してから約8年。市としての行政組織が整ったところだが、行政機能を分けている旧2町庁舎の統合、子育て世代増加にともなう保育施設の拡充、都市部の再開発・インフラ整備などの課題に直面している。
そうしたなか、今回の討論会は有権者にとって、市長選の立候補予定者がどのような考えを持っているのかを知る貴重な機会だ。討論会では、ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州の神吉信之代表がコーディネーターを務め、パネリストとして、市長選に立候補予定の現職・小山達生氏(65)と新人・平木俊敬氏(64)が参加する。
▼関連リンク
・福津市長 ローカル・マニフェスト型 公開討論会(宗像JC)
※記事へのご意見はこちら