コンビニ大手のセブン‐イレブンは、今年8月末までの間に全店舗においてセルフ方式の「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」を導入することを発表した。九州では鹿児島地区の店舗で昨年末頃から先行導入され、1杯100円という気軽さもあって売れ行きは好調だった。福岡市博多区の地下鉄「中洲川端駅」近くのセブンイレブン博多中洲五丁目店では、今月23日から販売を開始。現在、売れ行きも好調とのことだ。県内では記者発表のあった28日当日、設備はすでに設置されていたものの、「29日より販売開始」との告知の張り紙が貼られる店舗も見られた。
「セブンカフェ」は、ホット、アイスともにレギュラーサイズで100円。一杯ずつドリップする。アイスには、アイスクリームなどが入る冷凍ケースの氷の入ったカップを使用する。
セルフコーヒーはファミリーマート、サークルKサンクス、ローソンなどのライバル店が先行しており、セブン‐イレブンは後発となるが、これによりコンビニのカフェ競争が激化する。
また、セブン‐イレブンを初めとしたコンビニ各社は近年、生和洋菓子といったスイーツを強化しており、九州地区においては店舗周辺のケーキなどを取り扱う生菓子店が苦戦している。コンビニカフェの浸透により、スイーツの販売量の増加も容易に想像できるため、カフェ業態の店舗、生和洋菓子を取り扱う店舗を含め、周囲へ与える影響は大きい。
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