高齢化社会、財源の悪化などから厚生年金の保険料率は、2017年の18.3%固定まで毎年引き上げられている。年金制度への不信感もあり、国民年金の未納率は11年度40.7%と高い数値を出した。健康保険料の増加もあり、国民への社会保障の負担は増す一方である。
そのようななか、公的年金に上乗せする年金制度「確定拠出年金」(通称:401k)が注目を集めている。同制度は、01年10月に施行された確定拠出年金法に基づくもので、加入した場合、税制上の優遇措置(所得税、住民税など)が受けられる。
すでに40社・約1,200名の導入実績がある東京中央経営(株)(本社:東京都中央区日本橋、宮澤猛代表取締役)によると、「1人平均4万円以上が削減でき、企業経営における社会保険料の負担を軽減することができる」という。同社の事例では、高知県で50名に401kを導入した企業の場合、社会保険料が年間約330万円削減された。たとえば、給与31万円(交通費1万円含む)の40歳の社員だと、年間の削減額(所得税570円含む)は6万8,346円。20年続けると137万8,320円の削減になるという。
401kについては「誤解率99.9%」(同社集計)と、社会保険労務士や銀行員でさえも多くの人が誤解をしている。その多くは、運用の失敗による損失というリスクへの懸念。昨年(12年)のAIJ投資顧問による年金資産消失事件が記憶に新しい。しかし、401kには元本保証型の商品があり、加入者自身が運用商品を選択(AIJは投資一任契約)、各従業員の401k加入は任意である。
東京中央経営では、企業経営者や経理担当者、従業員を対象に、401kの仕組みについてデメリットを含めて説明するセミナーを行なっている。福岡では、3月12日(火)午後4時から、福岡市博多区の(株)データ・マックス セミナー室で開催を予定。参加費は無料。ただし、定員は30名、予約申込は先着順となっている。
とくに、企業の社会保険料の負担を軽減し、社員の手取りをアップさせたいという経営者(経理担当者)に足を運んでいただきたい。
■東京中央経営(株)・401k無料セミナー
<日 時>
3月12日(火) 午後4時~午後6時
<場 所>
(株)データ・マックス セミナー室
(福岡市博多区中洲中島町2-3 福岡フジランドビル8階)
<講 師>
東京中央経営(株)
<参加費>
無料
<定 員>
30名(先着順)
※定員になり次第、申込受付を締め切ります。
<お申込み>
FAX:03-5652-3774(プレザント)
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