NET-IBでは、ツイッターを活用している橋下市長のツイートをまとめて紹介する。
橋下大阪市長の30日午後3時36分から7時34分までのツイートは以下の通り。
教育委員会が、桜宮高校の新しいカリキュラムを決定した。暴力指導が横行していた桜宮のスポーツ指導方法は一から見直さなければならないので実技科目は一端休止。まずは座学中心で生徒に考えてもらう。これはもはや体育科ではない。入試方法は受験生に配慮して体育科と同じ方法。
体育科と同じ入試方法を採用することを捉えて、体育科の入試中止は玉虫色だとか、看板の掛け替えだとか批判されたが、カリキュラム内容を見れば分かる。これは体育科ではない。ゆえに、受験生に誤解を与えないためにも、体育科の入試は中止すべき。
改革は最初の方向性を確定させることが重要。方向性が決まれば専門家が中身を詰めることができる。方向性を決めるのは最後は政治家しかいない。体育科の入試を継続していたら、ここまでのカリキュラムの変更はできないだろう。体育科として入学してきたのに、実技科目をなくすなんてことはできない。そうなると結局これまでの継続性を維持。お茶を濁した改革しかできない。桜宮のスポーツ指導を立て直すには、これまでのやり方を一から見直さなければならない。まずは新入生を普通科でお迎えする。座学中心で、最新のスポーツ指導理論等を勉強してもらう。
クラブ活動の強豪高校では暴力指導を容認する風潮がある。これは小学校、中学校を通じて、そのような指導が行われ、全国大会を目指す生徒も保護者もそれを正しいと思っているからだ。暴力指導を正しいと思っているスポーツ指導者が日本には数え切れないくらいいるだろう。桜宮高校での在校生や保護者、そして受験生にも多くいるだろう。ここをまず変えなければならない。在校生やその保護者からクラブ活動の再開を求める声が起き始めている。順番が違う。まずは学校で起きた自殺事件を考えること。そして学校の過ちに気付くこと。そこからスタートだ。
29日産経新聞夕刊。西論。「爽快感が薄れた橋下政治」産経も骨がなくなったもんだ。単なるいちゃもん付け新聞に堕してしまった。日教組が日本の教育の元凶と言いながら、その日教組教育を守ってきた教育委員会制度にエールを送る。論理矛盾も甚だしい。さらにこの西論のコラムは最悪だ。僕は、政治に爽快感など持たせようなどこれっぽっちも思っていない。売れなきゃ商売にならない新聞とは違う。こっちは実行してなんぼだ。爽快感に優れているが、何も実行できない政治など、僕は目指さない。政治は実行だ。
この西論の安本氏は、産経の社説は体育科の入試は継続すべきという主張なのに、どんどん流れる報道によってさすがに入試継続はまずいと思ったらしい。安本氏は、「暴力容認体質を残したままでの新入生受け入れに反対」と明言する。僕と全く同じ考えだ。ところが、じゃあどうするの?については何も論ぜず、あとは僕が権限を振りかざしたことが、後味が悪いとか底意地が悪いとかいちゃもん付け。暴力容認体質を残したままでの新入生受け入れをストップさせるにはどうすれば良いかをまず論ぜよ。今の段階でその解はない。
1週間という機関で判断・決定・実行しなければならなかった。今の教育委員会制度のもとに、首長が使える権限を最大限に使った。それは予算執行停止の示唆だ。これには解釈上の争いはあるが、明らかに越権と言うわけではない。もしやろうと思えば、教育委員の罷免と言うプロセスもある。しかし教育委員の罷免はこの段階でやり過ぎだろうと思い、予算執行の停止を示唆した。
1週間しかなかったので、首長としての権限の範囲内でやれることをやった。教育委員会も激論し最終的には体育科の入試中止の判断をした。しかし教育委員会に任せたままでは入試が議題に上がることはなかったであろう。やはりここは、政治家である僕が、後の改革の方向性を定めるために、入試の是非を問題提起する役割だ。そしてその問題提起を受けて教育委員会が判断した。
安本氏、その他にどのような方法があるのかきちんと示しなさい。貴殿レベルのいちゃもんで、いくらでも論破してあげますよ。
そもそも政治に爽快感など求めちゃいけない。爽快感が欲しいなら、有馬温泉サイダーがお勧めだぜ。
スポーツ指導の現場では暴力は不要だし無意味。生活指導の現場では、教師の本音をくみ上げながら議論が必要だと思います。
???緊急調査の結果によって入試中止の判断。詳細調査、全市調査は開始していますよ。
本日は議会で、もう公務終了。
教員はもちろん、在校生、保護者意識も変わり、学校立て直しの方針が決まったら、新しいスポーツ専門科設置を目指します。
今入ってはいけない所への進学を止めたのは受験生のためです。まずは普通科へ。
普通科まで止めたら生徒はどこにも行けないでしょ?体育科を止めるだけなら普通科で受け入れることができるのです。これが現実的な政治・行政判断。
体育科は体育の専門科。そこでの指導方法が完全に間違っていたのですから体育科はいったん止める。専門科なんですから。
僕はそんな世の中は嫌ですね。
本日桜宮高校在校生の保護者の一部の方が教育委員会に来られた。クラブ活動の再開を強く求め、全国大会が近づいていることを大変心配されていた。違う。今やらなければならないことは、それではない。クラブ活動至上主義の弊害だ。体育科はこれまで何を教えてきたのか。
桜宮で学んだ卒業生は、どのようなスポーツ指導者になるのだろう。暴力指導も愛のムチと言うのであろうか。練習を苦にしてチームメイトが転校・不登校・そして最悪自殺した場合、どのような対応をとるのであろう。ここで在校生にどのような教育をするのかが正念場だ。
大事なことを忘れています。それはもはや学校ではありません。
僕も全国大会に出ましたが、同じ事態が生じたら、いったん立ち止まります。
自殺した生徒がどのような状況、気持ちだったのかを考えることです。
そうですね、手順をきっちりと踏んでいきましょう。
しかし卒業生であるバスケットボール部の副顧問は目の前の暴行事件を全く止めることができませんでした。
クラブ活動強豪校では、在校生、保護者も暴力指導を容認してしまうのでしょう。ここが問題の根幹。これは日本社会全体のことでしょう。
Twitter:橋下徹 (t_ishin) より引用(原文ママ)
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